「お客様」ではなく「地域の仲間」を創る。関係人口がもたらす新しい社会の豊かさと経済
6月中旬、沖縄は梅雨明けを間近に控え、本格的な夏の気配が色濃くなってきました。
そんな本日6月17日、私たち「おきなわコークリエーション」が事務局を務める「島まーる(離島とのつながり促進事業)」において、今年度の大きな一歩となる挑戦がスタートしました。
県内各離島のコーディネーターの皆様、そして事業主催者である沖縄県庁の担当者様をオンラインで繋いだ、「関係人口コーディネーター育成・支援研修」の第1回基礎セミナーが、先ほど無事に終了いたしました。
熱気溢れる現場の様子と、そこで共有された「島を豊かにする金言」をどこよりも早くお届けします。
予定時間を超える熱量。多良間島・波平氏が語るクラファンの本術
記念すべき第1回のテーマは、「クラウドファンディング活用研修」。
講師には、CAMPFIRE公式パートナーであり、多良間島の観光コンシェルジュとしても活躍されている波平雄翔氏をお迎えしました。
約1時間30分に及んだ研修では、多良間島での「方言カルタ(たらまふつカルタ)」といった生きた具体事例を交えながら、濃密な講義が展開されました。
その内容は単なる「資金調達のテクニック」を遥かに超える、本質的なプロセスの連続でした。
「クラファンは、お金集めだけではなく、仲間集めにもなります」
「関係人口づくりは、お願いではなく『出番づくり』。出番があると、人は応援者から『担い手』になります」
「お金を集める前に、一緒に(島の文化や伝統を)残したい人を集めるのです」
波平氏の口から次々と飛び出す言葉に、画面越しの参加者から大きな頷きが返ってきます。
クラファンをきっかけに、島に関わってくれるファン(関係人口)の皆様を、
一歩深い「島の当事者(仲間)」へと変えていくためのマインドセットを全員で共有する、極めて深い時間となりました。
困りごとは、関わる入口になる。それぞれの持ち場で見つめる現状
今回の研修には、沖縄全域の離島から約10名のコーディネーターの皆様が参加してくださいました。「自分の島に置き換える」をテーマに、それぞれの島にある誇りと今の困りごとを創造する提案を実施。
「困りごとは、言い方を変えると関わる入口になります。一緒に困ると、一緒に動く理由が生まれます」
講義の進行上、全員の方に話を振ることは難しかったものの、研修中、5〜6名の方々から、それぞれの現場に根差した感想や現状を直接いただくことができました。
言葉を選びながらも、自島の課題をどうにか前向きに変えていこうとする静かな熱意が、それぞれのコメントから感じられました。
「関係人口づくりは、ひとりへの声かけから始まります」
その言葉の通り、島々が抱える課題(難しい)を、外部の仲間と共に「どうできるか」に変えていくための、確かな一歩がここから始まりました。

結びに:つながりを、一度きりで終わらせないために
参加者の皆様のリアルな感想や深い気づきは、事後アンケートの中でより詳しく見えてくる予定ですが、事務局である私たちおきなわコークリエーションにとっても、これ以上ない手応えとエネルギーをいただいた1日となりました。
来週6/24(水)には、第2弾となる「コミュニティ運用研修」が控えています。
一度きりで終わらせない関係づくりの仕組みを、私たちはこれからも島の人々と共に学び、沖縄全域の現場へ実装していきます。
一過性の来島で終わらせない、100年後も豊かな離島の未来を目指して。
本日参加いただいた皆様、そして素晴らしい講義を届けてくださった波平さん、本当にありがとうございました!


