「お客様」ではなく「地域の仲間」を創る。関係人口がもたらす新しい社会の豊かさと経済
7月中旬を迎え、沖縄の島々は夏空の青がいっそう深まり、離島を行き交う船や飛行機にも心地よい活気が満ちています。
先週、いよいよ今年度のプロジェクト(9月以降催行分)の参加者募集がスタートした、離島とのつながり促進事業「島まーる」。
現在、島まーる公式サイトでは、県内各離島のコーディネーターの皆様が知恵を絞り、島へのリスペクトを込めて企画した個性豊かなプログラムの数々が公開されています。
「今回のプログラムには、どんな島ならではの想いが込められているのだろう?」
今回は、現在絶賛募集中となっている数々の魅力的な選択肢の中から、私たちのコラムでもおすすめしたい「3つの島」の切り口を、その社会的背景と共にご紹介します。
【北大東島】フロンティアスピリットに触れる「休耕地の開墾」
まずご紹介したいのが、沖縄本島から東へ約360km、絶海の孤島である北大東島でのプロジェクトです。
明治期に八丈島からの開拓団によって歴史が始まった北大東島は、独自の言語や文化、そして厳しい自然に立ち向かってきた「フロンティアスピリット(開拓精神)」が今なお息づく島です。
今回のプログラムでは、島のさらなる活性化に向けて、増えつつある「休耕地の開墾ボランティア」に挑戦します。
ただ農作業を手伝うだけでなく、先人たちが文字通り「一から道を切り拓いてきた」開拓の歴史や独自の文化に深く触れ、島の未来を一緒に耕す当事者(仲間)として、島の人々と強い絆を紡ぐ3日間となります。
【宮古島】サトウキビの休耕畑を「観光果樹園」に育てていく
続いては、南国の自然と産業の未来に深く関わる、宮古島での長期的な視点を持ったプロジェクトです。
島の基幹産業であるサトウキビ栽培ですが、近年、後継者不足などによる「休耕地」の増加が課題となっています。
このプロジェクトでは、そうした休耕地を豊かな「観光果樹園」へと生まれ変わらせるため、除草や植付作業を島民の皆様と共に行います。
ただ汗を流すだけでなく、宮古島の成り立ちや独自の食文化に触れ、島民との交流会を通じて、今後の果樹園の成長を長く見守りたくなるコミュニティへと繋がっていきます。
【座間味島】お宮や拝所の清掃・修繕から体験する「リジェネ旅」
最後は、信仰と自然が美しく調和する慶良間諸島・座間味島での、「地域も人も再生復活する(リジェネラティブ)」なプログラムです。
座間味島の人々が、古くから大切に守ってきた神聖なお宮や拝所(ウガンジュ)。
日頃の感謝を込めてそれらを共に清掃し、丁寧に修繕する活動を通じて、島の精神性や歴史に深く触れていきます。
自分自身の心と体をも整えていくような静かなリトリートの要素と、島への直接的な貢献。
一度きりの訪問を、第二の故郷のような繋がりに変えていくプログラムです。
結びに:一過性の来島で終わらせない、これからの仕組み
このように、どのプログラムも「ただのレジャー」では決して体験できない、島の「日常」や「文化」、そして「今直面している現状」に深く入り込むことのできる仕掛けに満ちています。
島まーるプロジェクト(ツアー)一覧ページ
自分のスキルを活かしたい、ゆるやかに島と繋がれる場所が欲しい、あるいは島のために何か貢献したい。
そんな「外部の仲間」たちの想いを受け入れるための準備を、島々はコーディネーターの皆様を中心に万全に整えて待っています。
この秋、あなたにピッタリの「出番」を、ぜひ見つけにいきませんか?
皆様からの熱いエントリーを、事務局一同、心よりお待ちしております!


