地域に住む人を源泉とした地方創生のあるべき姿を追求（1/3）

ブランディング人材やSNS人材の育成と活用により地域や企業を支え続ける

　沖縄県の本島周辺に点在する美しい島々。農業・漁業、観光業が主要産業であるため、天候や不況、パンデミックなどの影響を受けやすいといった厳しい現実があります。

　沖縄県那覇市に拠点を置く「ブルー・オーシャン沖縄」は、ネットワークを形成するICT（情報通信技術）、輸送・配送の手段を確保するDX（デジタルトランスフォーメーション）物流、災害時の連絡・共助体制を整える防災ソリューションと、暮らしに直結する事業を展開。地域創生を柱に、ITを活用した事業伸展のコンサルティングや、企業のブランディングなども手掛けています。

　「成果を支えているのが、ヒューマンパワーです。当方が運営する人材プラットフォーム『アイランドコネクト沖縄』を介して、県内40以上の離島でスタンバイする人的資源と県内外の企業・自治体を結び、ハイレベルな経済活動を支援しています」
　
　そう話すのは、全国各地に足を運び、企業の課題解決のための施策立案から広報、システム構築の素案づくりまでをこなす崎山喜一郎さん。行政関連の大型プロジェクトを主導するなど豊富な知見をもとに、約1700人の離島在宅ワーカーを育成する研修や、業務のマネジメントを行っています。

　「企業にとっては、経費削減と安定した生産性を保つために有効な外部委託ですが、ワーカー個人のスキルアップを図る教育制度と、情報を保全する堅牢なセキュリティー対策が不可欠です。この根幹ともいえる部分を、中継地点の役割を果たす“ブランチオフィス”となって、当方がしっかりとフォローしています」

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【次ページ】ゼロから1を作る挑戦で、沖縄を事業戦略の上でも可能性に満ちた魅力あふれる存在に

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