津谷歯科は快適な入れ歯作りを目指して今年で34年経ちます。
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
認知症の方の入れ歯作製についてよくご質問を頂きます。
例えば、「入れ歯を長い間使用していないのだが、入れ歯は作れますか?」
また介護施設の職員の方から、「入れ歯の修理をお願いしたいのですが、使えるようになりますか?」
認知症になっても口の機能を保つために入れ歯を使うことは大切です。
しかし認知症が進んでから入れ歯を作るのはなかなか難しいのが現状です。
作っても装着に抵抗を示し、入れ歯を使えないことが多いのも事実です。
もちろん入れ歯の痛みや気持ち悪さが優先して、
入れ歯の調整の時、開口せずに抵抗されたり、また入れ歯の紛失などの事例も多く、
まったく使用するご本人の意思が見当たらない場合は、現実として使用できなくなることが多いのです。
しかし認知症になる以前から入れ歯を使っている方は、抵抗なく使用されることが多いようです。
もちろん個人差や認知症の程度にもよるわけです。
歯科医としては、認知症が軽度の方が入れ歯に馴染みやすいと思いますが、
もし入れ歯を作る場合は型を取ったり、噛み合わせを取ったりと気の抜けない処置がありますが、
ある程度指示が伝わらなければ、入れ歯が作れません。
また入れ歯が出来上がっても、入れ歯を使いこなすコツが理解できなければ難しいようです。
もし口腔内に問題を抱えている場合は、是非お元気な内に治療を受けることをお勧めします。