睡眠時無呼吸症候群の睡魔について
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
最近では睡眠時無呼吸症候群という病名も多くの方に知られるようになりました。
しかしこの病気は体の負担を感じて、病院に駆け込むということが少なく、
家族や友人などにイビキの大きさや、睡眠中の呼吸の停止で問題化され、
イヤイヤ来院を促されるケースが多いのです。
しかし中には、「仕事中にトイレに入って寝てしまった」とか「車の運転中の眠気に耐えられない」
などの問題行動や事故を起こしかねない突如として睡眠状態となる症状も認められます。
実際自動車事故や鉄道事故も新聞に取り上げられたことも多いと聞きます。
そして当院の患者さんでも食事中に寝てしまったとか、電話中に寝てしまったとか、
信じられないような症状の方もいらっしゃいます。
しかし一般的に多くの患者さんに尋ねると、体への不調はなく、検査を勧められて病名が決定したとか、
睡眠時の酸素飽和度spo2が70%を切っていても(正常値は100~95%)、
「体の自覚症状がないから治療は受けたくない」など、
検査結果と患者さんが感じる自覚症状が釣り合わないのもこの病気の特徴かもしれません。
しかしここまで酸素飽和度がひどいと、突然死も十分起こりうるわけですから、
できるだけ早期の治療開始が望まれるわけですし、患者さんに治療を促すことが必要となります。
やはり体調や睡眠時の不調でお悩みの方はまずは早期に検査を受けて下さい。