嚥下障害の患者さんに注意すること
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
食欲が進まない、これからの暑い時期はよくあることですね。
口から食べられることは人生の楽しみであるだけでなく、
栄養状態の維持や病気からの回復にも大きく関わっているため、
特に高齢者にとって食事は大切なこととなります。
水を飲んだりするとむせたり、食べ物が喉に引っかかるようになると、
飲み込む力が落ちてきているためです。
飲み込む力を保つための運動をお勧めします。
1)飲み込む時の筋肉を鍛える運動
仰向けの状態から頭を起こし、辛くなるまで止める(1日3回)
または大きく口を開けて、10秒止める(5回1セットで1日2セット)
無理のない範囲で行ってください
2)深い呼吸ができるようにする運動
腕を組んだまま頭の上に挙げ、10秒間止めた後に戻す。
(5回1セットで1日3セット)
飲み込むだけでむせが続いたり、よく熱を出す方は要注意です。
かかりつけの歯科医院や医院を受診するか、摂食嚥下専門の診療科を受診してください。