イビキの騒音

2016年8月2日

テーマ：睡眠時無呼吸症候群

コラムカテゴリ：医療・病院

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

「体が疲れていると、イビキをかいてしまう」
このような方は結構いらっしゃいます。

原因は体が疲れているため、無意識のうちに酸素を多く取り入れようとして、
口で呼吸をしようとします。
この時軟口蓋が激しく振動するためにイビキをかきやすいと言われています。

では熟睡しているつもりでも、気道が狭くなって、あまり酸素が取り込めていないわけです。
イビキはこのように気道が完全に閉塞していない状態です。

しかし無呼吸は閉塞している状態なので、
わかりやすく言えば、窒息状態がどれぐらいの時間続くかという問題です。

でも単なるイビキ症の患者さんもいらっしゃいます。
患者さんからの問題点はイビキの大きな音です。

「家族から二階に寝ていても、音が聞こえる」
「今度会社の慰安旅行があるので！」

やはりイビキの音は大きな騒音、社会問題のノイズのようです。
このようにイビキは人間を孤立に追い込み、社会的弱者という立場に追い込みます。

イビキの原因は様々あるようですが、お困りの方は一度無呼吸検査を受けられる事をお勧めします。
体に悪影響を及ぼす無呼吸ならば、早期に治療をお受け下さい。