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コラム

認知症患者の入れ歯新製について

2014年12月23日 公開 / 2014年12月24日更新

テーマ:訪問歯科診療

コラムカテゴリ:医療・病院

皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。



訪問歯科診療を行っていると、入れ歯の作製の依頼をよく受けます。

勿論患者さんやご家族の方とよく相談させていただいて、
入れ歯作製に着手するのですが、どうしても上手くいかないケースに遭遇します。

それは認知症の患者さんです。

例えば全くご本人の協力が得られないケースです。

口を開けてくれない人、
逆に口を開けたままで閉じようとしない人、
噛む顎の動きが一定でなく何処で噛んでいいかわからない人、
話しが通じない人、
入れ歯を投げたり行動が不安定な人
などです。

全てがそうではありませんが、何とか入れ歯を作製しても、
使用出来ないケースも経験しました。

この状態では入れ歯作製は無理と判断した場合、
ご家族や施設の職員の方には申し訳ないのですが、
入れ歯作製を中断することもあります。

なかには少数ですが、入れ歯を作って、認知症の方がしっかりしてきたケースもありました。

入れ歯作りは型を取ったり、噛み合わせを取ったりなどの手の抜けない段階がありますので、
どの位置が認知症の患者さんの噛み合わせか判断に迷うこともあります。

入れ歯を使うにも患者さんの体力と入れ歯に対する.理解力、が必要とされます。

その点が認知症患者の入れ歯新製の判断の基準となると思います。

そこでまず今までの入れ歯があると、その入れ歯を修理されて使用することをお勧めします。

一度に入れ歯を新製されても、使っていただけないことが、
程度にもよりますが、認知症の患者さんには多いようです。

お困りの方は当医院までご相談ください。

この記事を書いたプロ

津谷良

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