ご高齢の方ほどお元気なうちにスペアーの入れ歯をお作り下さい!
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
歯科医院で入れ歯が入ったら、あれも食べたい、これも食べたい!
皆さん期待されて入れ歯が入るのを楽しみにされていることと思います。
もし、皆さんが不幸にも足を切断することになり、義足を入れたとしたら?
入れ歯も義足と同じように人工物です
義足でマラソン選手のようにすぐ走れるでしょうか?
アスファルト、砂利道、そしていろんな条件の道を簡単に走れるとは思いません。
やはり体に馴染ますためにリハビリが必要なのです。
入れ歯も同じです。
特に総入れ歯の方は一口サイズの食べ物の大きさに注意してください。
始め二週間ぐらいは、小指の先の関節ぐらいの大きさに食べ物を切って、あまり大きく顎を左右前後に動かさないで、食べてください.
大口を開けて食べると、まだ入れ歯の人工歯の噛みあわせが患者さん固有の状態に摺りあっていないために、入れ歯が大きく動いたり、転覆しやすくなります。
特に顎の骨の吸収の多い(いわゆる土手のない)歯茎だと、入れ歯の痛みが出やすくなります。
顎の大きさや型、歯ぐきの硬さ、上下の顎の位置関係などが入れ歯の成功に大きく左右します。
また調整が進んで、ある程度の物がこなせて、食べられるようになると、体のほうも噛みあわせの位置も安定して来ます。
しかし、それからが入れ歯の大切なことで、定期的に調整と入れ歯のクリーニングが必要になります。
もう患者さんの体の一部(臓器)として機能している入れ歯を大切にお使いいただくために、車の定期検診と同じ考えで、当医院では入れ歯のメインテナンスをさせていただいています。
初めてでお困りの方も是非ご相談ください。