嚥下障害の患者さんに注意すること
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。
だんだん寒くなってきましたが、風邪などひいてはいませんか?
あっという間に11月ですね。
そしてもうすぐ年の瀬です。
そして高齢者による餅などの食べ物の窒息事故が多い時期ですので、
食べ方や注意事項について、お知らせします。
そもそも餅などが詰まりやすいのは、唾液の分泌が減って口の中が乾燥しやすいことや、歯の喪失などが原因です。
また、口から食道を経て胃に食べ物を送る力も低下しているため、ノドに詰まりやすくなっています。
まず、食事による窒息を防ぐには
1) 食べ物をノドに詰まらせない大きさに切り、少量ずつゆっくりと良く噛んで食べる。
2) 水やお茶で口の中を湿らせ、水分を取りながら食べる。
3) 食べている最中に話しかけない。
4) 確実に目覚めてから食べる。
5) 歯や入れ歯を噛みやすい状態に治療したり、保ったりする。
またもしノドに食べ物が詰まった時は
1) 咳が出なければ、119蕃に通報をする。
2) 詰まった食べ物が口の中に溜まっているときは、ハンカチなどを巻いた指で口からかき出す。
その後背後から両手を回し、みぞうちの下を片手」でにぎり拳を作って、腹部を上に圧迫する。
などです。
でも、お年寄りは本当に餅が大好きです。
くれぐれも窒息などを起こさないように皆さん注意をしてください、