舌苔は口臭の原因です

2011年8月30日公開 / 2014年7月3日更新

テーマ：口臭

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：口臭　原因、口臭　治す方法

皆さん、こんにちは！いかがお過ごしですか？
津谷歯科医院　院長の津谷　良です。

舌の表面にはうっすらと白い舌苔（ぜったい）と呼ばれるものが付着しています。

その正体は細菌で、分厚くなると口臭の原因にもなります。

舌ブラシや歯ブラシで磨けば落ちますが、強くこすり過ぎると舌の表面組織が傷つき、
しみるような感覚を伴うこともあるので注意が必要です。

舌苔は食事の際にこすれて適度に剥がれますが、
加齢とともに唾液の分泌量が減り、舌の表面に溜まりやすくなります。

慢性化すると分厚くなって食べ物の残りかすが付着しやすくなり、
菌が繁殖して口臭の元になる物質が出てきます。

また胃腸など消化管の機能低下や糖尿病などの影響で、舌の表面組織への栄養供給などが変化し、
舌苔の量が増えることもあるといわれています。

一度にたくさんの量の舌苔をとろうとせずに、毎日こまめに舌ブラシや歯ブラシで舌を傷つけないように少しずつ除去してください。

また「うがい液」などを使って口腔内を洗浄するように心がけると舌苔の量は減ってきます。

舌の色もよく鏡で見て、褐色や黒色などに変わったり、白く潰瘍などができ、
なかなか改善しない場合は歯科医院を受診してください。