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閉塞型無呼吸で妨げられる安眠 その1

津谷良

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皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院 院長の津谷 良です。

今日は無呼吸のサイクルについてお話します。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群の睡眠中の呼吸パターンは、
次のようなものです。

①睡眠 ②気道の閉塞 ③無呼吸

④血液中の酸素分圧の低下及び二酸化炭素分圧の上昇

⑤覚醒 ⑥気道の開放と過剰換気 ⑦睡眠

この①~⑦の周期を、ひと晩中繰り返します。

気道が狭まっていると必要な量の換気が行われないので

血液中では酸素量が低下して二酸化炭素の量が増えるという現象が起こります。

すると血管壁にある一種のセンサーがこれを感知して呼吸中枢に働きかけます。

この刺激で脳が一過性の覚醒現象を起こし

呼吸中枢は呼吸筋に対して呼吸運動を活発にするよう指令を送ります。

呼吸筋はこれに促されて呼吸運動を活発化し、

空気を送る力を強めていきます。

この力が気道の狭くなっている部分の抵抗を撥ね退けた時、

気道が開放されて初めて大きな呼吸をします。

この大きな呼吸が、いったんいびきが止んだ後に起こる、大いびきです。

睡眠時無呼吸症候群のほとんどの人が必ず大いびきをかくのは、

気道の抵抗をためていた大きな空気の力で負かしたためなのです、

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津谷良
専門家

津谷良(歯科医)

津谷歯科医院

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