下顎前歯の「カチッと入れ歯」のケース
体型にかかわらず、生活習慣などがいびきをかく原因になっていることはよくあります。
また、普段は全くいびきをかかない人でも、ちょっとしたことが引き金になってかくこともあります。
〔1〕口を開けて寝る
口呼吸癖のある人はいびきをかきやすく、口を開けて眠る人も同様です。
口を開けている時のほうが、口を閉じている時よりも
気道が狭くなってしまうからです。
〔2〕あごを引いて寝る、手を上げて寝る
あごを引いたり手を上げたりして寝る体勢は、
首が圧迫されて気道が塞がれてしまい、
いびきをかきやすくなります。
そういう癖はなくても、枕が高過ぎたりベットマットの腰の部分がへこんでいたりすると、
同様の現象が起きるので、よくありません。
〔3〕加齢によるもの
年をとると次第に筋肉が緩み、筋肉がなくなっていきます。
上気道を十分に開けておくための筋肉である上気道筋も例外ではありません。
若いころにはいびきをかかなかったのに、
中年以降になっていびきをかくようになったという話をよく聞きますが、
これも老化の一種です。
〔4〕疲れているとき、ストレスがたまっているとき
体が疲れていると、無意識のうちにより多くの酸素を体内に取り入れようとして、
口で大きく呼吸をしやすくなり、この時に軟口蓋が激しく振動するため、いびきが起こります。
ストレスがたまっている場合も、分泌物がたくさん出たり、
逆に粘膜が乾燥したり充血し、いびきが起こりやすくなります。
〔5〕アルコールや睡眠薬の影響
普段はいびきをかかないのに、
アルコールを飲んだ日の夜は高いびきという方も多いのではないでしょうか?
アルコールや睡眠薬の影響で筋肉の緊張が緩み、
気道が狭められ、必要な酸素を確保しようとして口呼吸をすること多く、
いびきの誘因になっています。