下顎前歯の「カチッと入れ歯」のケース
皆さん、こんにちは!いかがお過ごしですか?
津谷歯科医院、院長の津谷 良です。
いびきが気道が十分に確保できないために起こることでわかるように、
いびきをかきやすい人には、体形などいくつかの特徴があります。
1)肥満体型の人
いびきと肥満とは密接な関係があります。
太っていると軟口蓋や咽頭壁などにもぜい肉がついているため、
首の太さに比べて気道が狭くなっています。
舌も厚みをまして肥大しているので、
寝たときにはいっそう気道をふさぐことになってしまいます。
しかも太っている人は普通の人より酸素をたくさん必要とするので、
多くの空気を吸おうとして呼吸が深くなり、
余計に空気抵抗が大きくなって、いびきをかきやすくなります。
このタイプはまずダイエットすることがいびきを改善する基本です。
2)下あごが小さい人、下あごが後退している人
下あごが小さかったり後退していると、舌を支えているスペースも小さいので、
仰向けに寝たときに舌がのどの奥に沈みこむ確率が高くなります。
これが気道を狭くする原因になっています。
3)首が太くて短い人
決して首が太いから気道も太いわけではありません。
俗に猪首といわれる首が太くて短い人は、肥満体型の人と同じで、
気道に脂肪がついていることが多く、いびきをかきやすいタイプです。
4)扁桃が肥大している人
外見ではわかりませんが、のどの奥の口蓋扁桃やアデノイドが肥大している人は
気道がふさがれ狭められています。
子供のいびきの場合に多いタイプです。
5)口蓋垂の長い人
軟口蓋の中央にある口蓋垂(のどちんこ)が舌に届くほど長い人、
また左右の口蓋弓間の距離が短い人は咽頭がもともと狭いので
気道が確保しにくく、いびきをかきやすくなります。
6)鼻筋が曲がっている人、だんご鼻の人
鼻筋が曲がっている鼻中隔湾曲症や慢性副鼻腔炎(蓄膿)などの鼻疾患のある人、
だんご鼻の人などは十分な鼻呼吸ができず、鼻腔で強い抵抗が起こり、
鼻翼が振動していびきになります。
また口呼吸癖のある人もいびきをかきやすいタイプです。