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増本真一

子どもが「自ら考え解決する」本物の学力を育てるプロ

増本真一(ますもとまこと) / 塾講師

算数パズル教室 てらこや

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コラム

低学年のできる子にありがちな落とし穴

2020年2月18日 公開 / 2020年3月2日更新

テーマ:勉強 考えない子供

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

体験に来られたあるお子さんにパズルの教具を目の前でやって見せ、
そのままその教具を使ってチャレンジさせるとスイスイやってのけました。
しかし、次に同じ教具の違う組み合わせのものを使ってやってもらうと、全くできません。

どういうこと?と思われるかもしれませんが、
このお子さんは、先生がやった最初から最後までの動作を覚えていただけで、
この教具の仕組みややり方を理解したわけではないのです。

ある意味では、彼は、すごい観察力を持っています。
またパターンを覚える記憶力はかなり訓練されて長けています。

でも、そういう習慣が身についてしまっているから、
これはどうなっているのだろう、どうやったらできるかなと粘り強く考え、工夫する習慣がなく、
やったことが無い問題を目の前にすると「むずい。無理。」と逃げてしまうのです。

低学年までのお子さんは、本当に素直で大人の言うことをよく聞いてくれ、
そして、勉強も言われるままにやってくれます。

だから、まじめにコツコツと勉強をするのでテストの点数もよく、成績がいい子になります。
でも、その取り組みが真面目にコツコツと「覚える」だけ、
あるいは、「パターンを身につける」だけの勉強であったら、
いつまでも成績の良い子というわけにはいかなくなります。

それは、学年が上がれば上がるほど思考力を求める問題へと変わってくるからです。
けれど、本当にたくさんのお子さんがこのような勉強方法になっており、
本人も周りの大人もそのことに気づかずにいるのです。

中学生、高校生、大学生、そして、社会人と「学びの道」はずっと続いていきます。
その長い道のりの中で伸び続けることが出来る子は、自分で考え、工夫することができる
思考力の高い子です。

では、この思考力を伸ばすには、どうすればいいのか?
それは、いろんな問題を試行錯誤(あーでもない、こーでもないと粘り強く考える)して考えることです。
私たちの教室では、たくさんの子どもたちが、まじめにコツコツ、
そして、時には苦しみながら試行錯誤し、
本物の思考力を身につけて伸び続けています。

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