さりお2024年6月28日号チラシ解答
子供たちの書く姿勢がとても気になります。
もし、左手を添えないで、紙に文字を書こうとしたら、どうなりますか?
とても書きにくいと思いませんか?
でも、たくさんの子供たちが、左手を使っていないのです。
以前、てらこやで、マイベストプロにいらっしゃる福本先生にお越しいただいて、
子供たちの姿勢についてセミナーをしていただいたことがあります。
その時に、今の子供たちは体幹がなくて、自分の体を支えらない。
支えられないから、椅子に座っても肘をついたり、立膝をしたりして
体を支えようと無意識にしてしまっているのだ
とお話しされていました。
なるほど。
だから、椅子に座って問題を解くときに、左手が紙を押さえないで、
椅子に手をついて体を支えていたり、机で寝ているような格好になったりするのだな
と気づかされました。
けれど、勉強の上で、左手の役割は意外と大事なのです。
計算に限らず、テストを受ける時、スピードが大切になります。
問題を解くための方針を考え、計算をし、解答を書く。
見直しの時間だって必要です。
でも、左手を使わず書く癖のある子は、
なかなかスムーズに解答用紙に答えが書けず、
結果、その分時間がかかってしまい、ハンディとなってしまいます。
ちょっとくらいと思うかもしれませんが、ちりも積もれば...です。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の方は、
ぜひ日頃から気をつけてあげてください。
また、大きなお子さんをお持ちの方も、
大きくなってからでも遅くはありません。
どうして左手を使わないといけないのか、
自分が納得できれば、かえって大きなお子さんは意識して自分から直します。
是非お子さんの書く姿をじっくり観察してみてください。