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増本真一

子どもが「自ら考え解決する」本物の学力を育てるプロ

増本真一(ますもとまこと) / 塾講師

算数パズル教室 てらこや

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コラム

算数ノートの使い方

2014年7月3日 公開 / 2020年3月2日更新

コラムカテゴリ:スクール・習い事

数年前に「東大生ノート」や「できる子のノート」など、本や雑誌で取り上げられ、
話題になったことがありました。

ちなみに、お子さんのノートはどうなっているか、ご覧になったことがありますか?

てらこやの生徒さんの算数のノートを見ると、本当に多くの子が、
答えだけをノートの上のほうから順に、隙間なくびっしりと書いています。

なぜかお子さんは、詰めて書いて、ノートを節約しようとします。
私たちは、そのびっしり書かれたノートを「けちけち大魔王のノート」と
呼んでいます。

これでは、先生も、どこに何が書いてあるかさっぱりわかりません。
間違った答えを書き直したり、アドバイスを書いたりしようにも、
全く余白がないので書きこむことすらできません。

先生でさえ、見るだけでもうんざりするようなノートだと、
当然本人も答え合わせするのも嫌になります。

また、途中計算をノートのあちこちに書きちらし、
自分でもどの式で解いたのかわからなくなっています。

このようなノートを使っていると、
答え合わせが面倒になり、問題を解くことに満足するだけで、
やりっぱなしのままになります。

自分の何が原因で間違えたか、追跡もできません。

ただやみくもに算数の問題を解いているだけでは、
算数ができるようにはなりません。

問題を解く目的は、
自分は、どこの何ができなかったのか、
何に気をつけなくてはいけなかったのか、
を学ぶことです。

算数のノートは、もったいないようですが、ぜいたくに使ってください。
できれば1ページのノートの半分に線を引き、右半分は計算スペース、
左半分に式と答えを書くようにするとよいでしょう。
間違ったときに、何が原因かを追究できるようになります。

そして、これは、他の教科についても同じことが言えます。
ノートを上手に使えるようになると、不思議と成績も上がってきます。
少し意識して、上手なノートの使い方を工夫してみてください。

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