さりお2024年6月28日号チラシ解答
もうすぐ夏休みですね。
きっと海に山にと、旅行のご予定をたてていらっしゃることでしょう。
ぜひ参考にしていただきたいことがあります。
それは、子供たちを自然の中に連れていき、ただ遊ばせるのではなく、
一緒に体験しながら、興味の種をたくさん蒔いていただきたいのです。
理科の勉強をさせようと参考書を開いて丸暗記しても、
理科好きにはなりません。本当の力は育ちません。
特に低学年くらいまでのお子さんには、
「なぜだろう」といろんなことにたくさん興味を持ち、
自分からどんどん調べていくようになってもらえることが大切です。
例えば公園に行って遊ぶときどうしていますか?
きっと大きな声を出して楽しそうに駆け回るお子さんを
傍からほほえましくご覧になっているのではないでしょうか?
でも、それでは単に遊んでいるだけで、子供の好奇心や知識につながりません。
夏、あちこちの木にクマゼミを見ます。
是非捕まえて、おうちの方も一緒にそのお腹を見てください。
「あれ、クマゼミのお腹が橙色をしているのと、していないのとがいるね」
そう言って、一緒に図鑑で調べてみてください。
ただ虫を捕まえるだけでなく、生きた本物の教材で「生き物」について
学ぶきっかけができるのです。
一緒に調べることで、気づかなかったことを知ることができる、
調べる楽しさに気づき、もっと調べてみたいという気持ちがわいてくることでしょう。
小学生くらいまでのお子さんは、お父さんやお母さんと一緒に何かをすることが大好きです。
楽しそうに一緒になって夢中で参加してもらえると、うれしくてたまらないのです。
せっかくの夏休み、自然に触れる機会も多いと思います。
是非、たくさんの興味の種を蒔いて、大きく育ててください。