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山野内英雄プロのご紹介

太鼓の魅力を通して、たくさんの人の人生を明るくしていきたい。(2/3)

山野内英雄 やまのうちひでお

人生を変えた 故郷・大島の伝統「飛び太鼓」と、新日本製鐵の「鐵心太鼓」

 山野内さんは、佐伯市の大島生まれ。父はもともと漁師で、のちに連絡船の機関長を務めた方で、母、妹とともに、15歳まで島で暮らしていました。小さい時は、海で素潜り、山で秘密基地づくりと、豊かな自然のなかで遊んで過ごしていたそうです。
 太鼓を始めたのは、中学生の時。大島では、お祭りで、年頃の男の子が、女性用の着物を身につけ踊りながら太鼓を叩く「飛び太鼓」を披露する伝統があり、山野内さんにもその順番が回ってきたのがきっかけ。昔からこの伝統に憧れを持っていたため、当時、飛び太鼓ができることがとても嬉しかったといいます。
 中学を出ると津久見高校に通うために島を離れ、下宿生活がスタート。最初は、ホームシックにかかった時期もありましたが、無事卒業し、新日本製鐵大分製鐵所に就職しました。
 当時の製鐵所では、所内の各部対抗で競う水泳大会や運動会があり、その度に、合宿を行うほどに白熱していました。新入社員の山野内さんは、上司に声をかけられ、応援団に入り、そこで太鼓を担当することになりました。そこには、全国各地の製鐵所で太鼓をたたいていた人達が、転勤で大分製鐵所にいて、そのメンバーが、あるチャリティーショーに出演したことがきっかけで生まれた「鐵心太鼓」に、山野内さんも加わることに。
 しばらく経ち、28歳でリーダーに就任。懸命に活動を支えていましたが、勤務が三交代制ということもあり、メンバーが揃わず、グループの存続が危ぶまれた時期もありました。そんな時も一人で練習を続け、昭和60年ごろからは、それまで男性社員のみとしていた参加条件を、女性社員や関連会社の方まで受け入れることに。徐々にメンバーが増え、活気を取り戻していきました。
 現在では、歯科技工士やサービス業などさまざまな業界のメンバーが加わり、半数を社外の人が占めています。演奏活動は定期公演の「鐵心太鼓祭」、「大分七夕まつり」など地元のお祭りや、イベントのみならず、アメリカ、オーストラリア、韓国など海外まで広がります。

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