ペットにお葬式は必要なの?
ペットとのお別れは、時間を選んではくれません。「夜中に息を引き取った、明日の朝どうすればいいのか分からない」。そうしたご連絡を、私は幾度もいただいてきました。
悲しみの中で戸惑う皆さまのため、正雲寺大分別院では、ペットの火葬と葬儀のお電話を24時間365日受け付け、休業日はありません。
私は、2013年の大分別院の開山とともに副住職となり、2015年に住職へ就任しました。里山にあったこの寺の再興を決めたのは、当時、本山・正雲寺の住職だった父です。由布岳の眺望に魅せられ、本山の僧侶たちが力を合わせて修繕を重ね、寺院としての姿を整えていきました。
私も、由布岳の景色に心を奪われた一人です。この景色なら、人の心に寄り添えるお寺になる。そう感じたことが、大分での歩みの原点になりました。
動物への向き合い方の原点は、シャンティとの出会いです。大分へ来てから出会った子で、保健所で殺処分直前でした。長年、看板犬として親しまれ、初めての土地で私の暮らしを支え、いつも私のそばで正雲寺の歩みを見守ってくれた、かけがえのない存在です。
シャンティとの出会いへの恩返しとして、私は大分県から委嘱を受け、動物愛護推進員を務めています。ペットを亡くされたご家族から寄せられたフードやシーツを、愛護センターにお届けする活動も続けています。
お困りのときにすぐ動けるよう、体制も整えてきました。ご自宅や病院へのお迎えから読経、火葬、収骨、永代墓への納骨まで、すべてをお任せいただけるプランもご用意しています。すぐにお預かりする場所が見つからない場合は、当寺の霊安室において無料でお預かりします。ご葬儀と火葬は予約制ですので、ご希望の日時をお電話でお知らせください。
ご自宅で最後の時間を過ごすあいだに、ご家族ができることも、お電話でお伝えしています。できれば目を閉じてあげること、手足をたたんであげること、お湯で体をきれいに拭き、タオルで優しく包み、保冷剤などで体を冷やしてあげること。そして家の中の涼しい場所に寝かせてあげてください。
いつでも電話がつながる。それだけで、少し気持ちが楽になる方がいらっしゃいます。どうか一人で抱え込まず、まずはお声をお聞かせください。



