ペットにお葬式は必要なの?
大切なペットを見送るとき、「人と同じように送ってあげたい」と思われる方は少なくありません。私は、皆さまが尊い命を弔うお気持ちを形にしたいと考えてきました。
命の尊厳に大小はありません。仏教には、全ての命をかけがえのない存在として尊ぶという考えがあります。人生の節目ごとに喜びや苦しみを共にしたペットも、大切なご家族です。旅立ちの時には、その命とご家族に寄り添いたいと考えています。
「正雲寺大分別院」では、人と同じように仏教の葬送儀礼を大切にしています。ご葬儀は本堂にて荘厳にお勤めし、火葬は本堂とつながる明るく清潔な施設「合掌庵」で行います。私どもは、大切なペットのお見送りを『ペットの家族葬』として、火葬からお葬式、その後のご供養まで心を込めてお勤めしています。
「ペットの家族葬」では、ご家族全員にお立ち合いいただきます。ただ火葬を行うのではなく、共に生きてきたペットの姿を心に刻み、亡き命に感謝の思いを届ける。私は一つ一つの儀式の意味をお伝えしながら、供養をお勤めします。亡き子へ語りかける時間が、ご家族の心を少しずつ解きほぐし、悲しみの中から「ありがとう」を贈る時間となればと願っています。
お見送りのあとに向かう先も、ご用意しています。本堂内にはペットのための納骨堂「愛児の部屋」があり、屋外には桜の木に囲まれた共同の永代墓があります。他の施設で火葬されたペットのご納骨もお受けしています。人とペットが一緒に入れる室内墓もございますので「いつか家族と同じ場所で」という願いにもお応えできます。
お寺だからこそ、ご家族の費用の負担をできる限り抑え、心を込めたお見送りができるよう努めています。大切な家族をきちんと見送ってあげたい。そのお気持ちに寄り添い、ご葬儀から火葬、その後のご供養まで、心を込めてお手伝いしています。
境内を囲む桜を、私は「やさしい桜」と呼んでいます。愛犬の供養でお参りされた男の子が「優しい色だね」と話してくれたことが、名前の由来です。季節ごとの花々に包まれる境内は、正雲寺公園として皆さまに親しまれてきました。由布岳を正面に望み、季節の花々に包まれたこの場所で、大切なご家族との最後の「ありがとう」を、心を込めてお手伝いいたします。



