入れ歯で満足に噛めない方必読! 自由診療歴20年の歯科医が教える【噛める入れ歯の条件】とは?
「総義歯(総入れ歯)」というと、どんな印象をお持ちになりますか?「噛めない」「顔がおかしくなる」「痛い」「不便」 「違和感がある」など、お困りの方やそのご家族は、数えあげれば、きりがないくらいマイナスなイメージを持って らっしゃると思います。数ある臨床項目の中でも「総義歯」治療は、私にとって最も興味のある分野の一つですが、 患者様と一緒になって「総義歯」を製作していく過程が大好きな理由は、以下の通りです。
■①自由度が高く、芸術的とも言える美しさが付与できること。
■②患者様が食事を満足にできるようになることで、笑顔に自信を持ち、性格も明るくなるプロセスを共有できること。
■③歯を失った人にしかわからない、歯の有り難さを実感していただくとともに、心から喜んでいただけること。
■④痛みを伴う処置をほとんど施さなくて良いこと。
■⑤生来の職人気質が存分に発揮できること。
ちなみに私の「総義歯」に対する印象は、「なんでも噛める」「若返る」「清潔」「自然」など、ほとんどがプラスのイメージでして、 そんな風に思えるのは、「総義歯」を製作させて頂いた皆様の様子や感想のおかげです(笑)。 現在、テレビCMでもおなじみの「入れ歯安定剤」の市場は1000億円を超えるといわれていますが、義歯はきち んと製作すれば、よほど条件の悪い場合を除き、「入れ歯安定剤」は必要ありません。使えば使うほど歯ぐきの形が 悪くなり、さらに不便な状況になる「入れ歯安定剤」を使わざるをえない方々がいまだ数多くいらっしゃることに、本当に心を痛めています。これからもお一人お一人の患者様と義歯作りを楽しみながら、お口の中から「入れ歯安定剤」を永久追放していこうと考えています。