生涯現役を助ける「エイジマネジメント」という言葉をご存知でしょうか?③
「エイジマネジメント」というワードを知っていますか?
「エイジマネジメント」とは、健康にして、かつ仕事が出来る高齢者でいられるために
若い時から各年齢層に応じた備えをすることです。
「備え」とは、例えば、一人一人が日常の運動習慣を持つというささやかな対策でも
重要な鍵となります。また、企業としては一人一人の従業員に対して年代ごとの健康支援と
多面的に職務能力を向上させるためのオンザジョブ研修を行うことなどがあります。
ヨーロッパでは昔から「エイジマネジメント」という考え方があり、EUにおいては
「エイジマネジメント」の8つの目標があります。
それは、
1.加齢に対する意識の向上
2.加齢に対する公正な態度
3.管理監督者の中心的なタスクおよび義務としてのエイジマネジメント
4.エイジマネジメントは人事ポリシーに含まれる
5.仕事の能力と生産性の向上
6.生涯学習
7.年齢に応じた働き方
8.退職までの安全かつ尊厳のある移行
です。
関連するワードで「エイジマネジメント力(りょく)」というのがあり、
加齢に伴う諸機能の変化を知り、適切な対応・対策を行うことで、暦年齢に
かかわらず、いきいきと働くことが出来る力(ちから)のことです。
続きは次回「独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構」の
「高齢期を元気に働くために!ー70歳雇用に向けた従業員向けエイジマネジメント
施策に関する調査研究結果ー」について説明したいと思います。