建物の所在
司法書士法人SEALS奈良オフィスの司法書士の上北です。
お読みいただいてありがとうございます。
（根）抵当権抹消と相続についてです。
今回は団信保険（債務者が亡くなれば、住宅ローンが完済される保険）によって、債務を完済した場合の手続きについてです。不動産が亡くなった方名義の場合、（根）抵当権抹消の登記をするにはどういった手続きが必要なのかです。
現在の不動産登記実務では、不動産の名義人の方が亡くなった後に、保険によって完済に至ったという事実を重視して、（根）抵当権抹消の登記の前に相続登記が必要になっています。相続によって不動産を取得された方と住宅ローン債権者（銀行等）との申請になります。
したがって、団信保険で完済した場合は、相続登記の後、又は、相続登記と同時でなければ、（根）抵当権抹消の登記はできないということになります。
住宅ローン債権者（銀行等）が出す書類には期限がありますので、相続登記を前提とした遺産分割協議がなかなか終了しないケースでは、書類を再度取得する必要がある場合があります。
相続・遺言・（根）抵当権抹消の登記のご相談は司法書士法人SEALS奈良オフィスまでお気軽にご相談下さい。
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