公正証書遺言と自筆証書遺言の件数比較

2013年7月12日公開 / 2013年7月29日更新

テーマ：相続・遺言

コラムカテゴリ：法律関連

学園前司法書士事務所の司法書士の上北です。
お読みいただいてありがとうございます。

公正証書遺言と自筆証書遺言の件数の比較です。
自筆証書遺言の件数を拾うことは難しいですが、家庭裁判所の検認申立件数で確認します。

平成22年度
公正証書遺言の作成件数は81984件
家庭裁判所の検認申立件数は14996件
となっています。

公正証書遺言の作成件数は年々増加しております。昭和41年度（かなり古いですが・・・）は7767件ですので、約10倍に増加しています。権利意識の高まりや相続後の争い回避など、様々な要因が考えられます。
単純な比較であり正しい件数ではありませんが、
公正証書遺言の作成が約84％
自筆証書遺言が約16％（検認申立件数）
となっており、割合としては公正証書遺言の作成の率がかなり高いと言えます。

検認申立件数だけですので、自筆証書遺言の作成件数はもう少し多いとは推察されます。

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