免疫力を上げたいときに絶対に知っておいていただきたいたった1つのこと
そもそも、「免疫」って?という方のために、「免疫」について少しお話ししときます。
免疫とは、細菌やウィルスなどの感染から体を守るために体が身に付けている防御機構のことです。人の場合、成長とともに様々な物質、細菌、ウィルスに触れる(=感染)することにより免疫機構を作り上げていき、一般的には20歳前後を免疫力のピークとして、それ以降は低下していくものと言われています。ただ、何故低下していくのかについての明確な理由・原因については明らかになっていません。
また、ピークである20歳頃の免疫力を「100」とすると50歳の私の免疫力は?と数値化することも残念ながらできませんし、数値化出来ないので80以上ならウィルス感染しても重症化しにくいなどの表現もでき無いわけです。
数値化出来ないんだったら、上がったかどうかも分からないのでは?と思われることでしょう。「その通りです!」、でも諦める必要はありません。巷には様々な「免疫力を上げる方法」が溢れているわけですから!数値が分からなくても「上がる」というんであればトライする意味はあると思います。幾らなんでも、すべての情報が「眉唾」「ガセ」「フェイク」ということは無いでしょう・・・。むしろ、巷に溢れている情報の意味や根拠を知ればさらに効果的なようにも思います。このコラムでは、免疫力が上がる理由や効果を出せるようにするコツなどの情報についてお伝えしたいと思っています。
でも、その前に免疫の本質についてもう少し知っておいてください。コロナウイルスにしても細菌にしても、カラダの中に居てほしくない、入ってほしくない「者」を排除するのが免疫の働きなのですが、その免疫の働きには「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。難しいコトバが出てきてしまいましたが、例えば「コロナウィルス」=「泥棒」とすると、泥棒に入られないようにするには警報装置や監視カメラ、場合によっては自警団などをつくって、怪しい者が居ないか常に見張るようにすると思います。この「怪しい者を常に見張る」役割をするのが「自然免疫」で、その後泥棒を捕まえる=排除する「警察官」の役割をするのが「獲得免疫」というわけです。
そのため、感染に対する「免疫力」と言った場合には、「警戒し見張る役割」と「対応、排除する役割」の総合力なのですが、感染の無い普段は「警戒し見張る」方に力を注いでおり、警察官は派出所(リンパ節)にいて警戒警備のサポートしてるとイメージするとわかりやすいのではないでしょうか?