「夫にやさしくする気になれない」あなたへ
夫婦関係がギクシャクして、
話し合いをしても噛み合わなくて、
顔を合わせるのもだんだんつらくなって
会話もなくなってしまう・・・
よくないな、とわかっていても
どうすることもできなくなること、
ありますよね。
今日はそんな夫婦の問題を解決するために
大事なこととは何なのか、
お伝えします。
●「話し合いのシナリオ」手に入れていただきましたか?
2024年8月に出版した
『もう、洗面室に鍵はかけない』
ご希望の方には
夫婦の話し合いに使える
『簡易版シナリオ』をプレゼントしています。
巻末にご案内がありますので
「気づかなかった!」という方は
ぜひご確認くださいね。
先日、ご夫婦で本を読んでいただいて、
その後、このシナリオを使って
話し合いをされたという読者さんが
話し合いで使ったシナリオを
送ってくださいました。
話し合いでお互いに伝えたこと、
話し合った結果、
二人で出した結論まで、
とても真摯なお二人の様子が伝わってきて、
読んでいて、胸が熱くなりました。
男性にとって、
この本は読んでいて
つらいこともあると思います。
これまでの「良かれと思って」
やっていたことが覆されるでしょうし、
知らず知らずに
こんなに妻を傷つけていたのかと、
それを知るのもつらいと思います。
でも、そこから逃げずに
向き合ったこと、
そして、この問題について
「考え続けた」ことは、
本当に勇気があることだし、
妻に対しても、ご自身に対しても、
そして「夫婦」としても
とても誠実な姿勢だと思います。
●「なぜ、差別は起きるのか」
「考え続けること」について
以前、ラジオ番組での興味深い話があったと
クライアントさんに教えていただきました。
中学生が「なぜ差別は起きるのか」
という質問をしたそうです。
私たちは
「差別をするのはよくないことだ」
と知っています。
それなのに、
肌の色、性別、民族、学歴、職業・・・
差別はなくならず、争いが絶えません。
その質問に対する
ある大学の学長さんの答えが
「人間は、自分と違う集団、
自分と違う考えを
排除しようとしたがるものである。
では、どうしてそうなってしまうのか。
差別を生む最大の敵、
それは、考えることをやめることだ」
ということだったそうです。
●考えるのをやめるのは、ラクだけど・・・
相手にどんな状況や歴史があって
今のその人になったのか、
相手はどんな意図があって
自分と違う考え方なのか、
それを考えることを放棄して、
相手を否定して
ばっさりと切り捨ててしまうことが
差別を生みます。
これは、夫婦のセックスレスの問題でも
通じるものがあると思うんです。
考えるのをやめて
「夫婦はセックスするのが当然なんだから」
「男は性欲を我慢できないからしょうがない」
「結局、拒否する方が悪いに決まってる」
「しないなんて、夫婦の意味がない」
という自分の思いや考えだけで
相手との間に、ぱっと線を引いて
相手を悪者認定して、
切り捨ててしまうのは、とても簡単です。
切り捨てられた相手の
悲しみも苦しみも、つらい気持ちも、
理不尽な思いも、絶望も・・・
何も感じなくてすみますから。
●お互いに、切り捨てて終わりにしない
そして、これは、
拒否する側も、拒否される側も
どちらにも言えることです。
先ほどの例は
拒否された側が、考えるのをやめた場合ですが、
拒否する側も
「いやだから、いやなの」と
それだけでばっさりと切り捨てるのは
拒否される側の苦しみ、理不尽さ、悲しみを
切り捨てて見ないことになります。
自分と違うものや考え方に対して
切り捨てて終わりにしないこと。
考えることをやめないこと。
お互いにそれができれば
レスに限らず、大抵の夫婦の問題は
解決に向かって進むことができるはずです。
「でも、自分たちだけではやっぱり難しい」
と感じている方は、
こちらで一緒に考えましょう。
セックスレスでお悩みの方は
まずはこちらも参考にしてください。
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