「過去の出来事が許せなくてつらい」ときの処方箋

過去に夫に言われたひとこと、
傷つけられた出来事・・・

忘れられなくて、
許せなくて、
思い出すたびに苦しくなる。

「許せば楽になる」と言われるけど、

そうすると、
許せない自分が悪いみたいで
どんどんつらくなってしまいます。

今日は、許す以外で心に効く
そんなヒントをお伝えします。

●解決したことになってるけど・・・

現在、夫婦関係でお悩みの方も

結婚したときには
嬉しさや喜びの気持ちで
いっぱいだったと思います。

（しょうがなく結婚した方も
いらっしゃるかもしれませんが＾＾；）

でも、どんな夫婦でも
年月を重ねるにつれ
いろんな出来事が起きるものです。

その中で
「あの出来事だけは、どうしても許せない」
ということもあるかもしれません。

特に
夫も一応、謝ってくれて、
解決したことになっていることなど、
なかなかやっかいです

過去のことだし、
今さら戻ってやり直せるわけではない。

これ以上、夫を責めるのも
また違う気がする。

それでも
心の中にずっと残っていて

どきどき、ふと思い出しては、
その時のつらかった気持ちに襲われて
どうしようもなくなってしまいます。

そのせいで、
夫にもどうしてもやさしくできなくて、
夫婦仲もギクシャクしてしまう・・・

コントロールできない気持ちに
振り回されてしまいます。

●許したつもりでも、許せないこと

そういうときに
よく言われるアドバイスが

「許した方がラクになるよ」

「過ぎたことは忘れて
前を向いて歩いた方がいい」

ということです。

でも、許したくても許せないし、
忘れたくても忘れられないから、
苦しいんですよね。

そんな思いから

本当の意味で自由になった
受講生さんの気づきです。

●「私頑張ったなぁ、で終わり」になるとき

許したくても、許せないこと。

忘れたくても、忘れられないこと。

それは、私たちの無意識からの
大切なメッセージです。

「また、解決してない問題があるよ」

「ほおっておくと、また傷つくよ」

「そのままにしていると、夫婦は壊れてしまうよ」

無意識は
私たちの一番の味方なので、

いろんな方法を使って、
全力で私たちを守ろうと、
サインを送ってくれています。

●無意識のサイン

たとえば、会社に行くのがつらくて
でも、頑張って出社していたけれど

ある日、本当にお腹が痛くなって
どうしても行けなくなることがあります。

これは、このままムリして出社してたら
心が壊れてしまうよ、と

無意識が、全力でがんばって、
お腹を痛くして
引き留めているんです。

だから、大切なことは、

無意識のサインを無視したり、
抑え込んだりすることではなく

そのサインを受け取って
きちんと対処して

無意識が安心できるように
してあげること。

そうすると、もう
「許しちゃダメ！」「忘れちゃダメ！」

というサインを送らなくても
大丈夫になるんです。

●無意識と協力していく選択

無意識に
「言うことをきかせる」のではなく

無意識と一緒に協力して
心地よい毎日をつくっていくことも

私たちにはできます。

許せない気持ちこそ、大事にして
自分の心を大切に
生きてみませんか？

誰かを許せなくてつらい方は
こちらでお話し聞かせてくださいね。

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