気持ちがザワザワする人との上手な付き合い方
相手に言われた一言が
なぜか心に引っかかって
思い出すたびにつらくなったり、
モヤモヤとしてしまったり。
そんなこと、ありませんか?
今日はそんなときに
ちょっと心が軽くなるような、
そんなお話です。
●「一人暮らしはさみしいでしょう」
先日、数年ぶりに会った友人に、私が
「娘が独立して家を出たいと言ってて
そうすると
『一人暮らしになってさみしいでしょう』
ってよく言われるんだよね。
でも、私は全然さみしくないんだよねー」
という話をしました。
すると、その友だちがまじめな顔をして
「人って、相手のことを心配しているふうで
実際は、だいぶん適当に話してるよね」
と言い出したんです。
●夫を亡くした葬儀の席での出来事
私の友だちは、数年前に
夫を病気で亡くしてしまい、
葬儀のときも
茫然自失の状態だったそうです。
すると、その葬儀のときに
親戚や知人から
「いい人がいるから、紹介するよ」
「まだまだ、出会いはあるから、元気出して」
「お金持ちで奥さんに先立たれた人、
知ってるんだけど、どう?」
などと声をかけられたそうです。
彼女は
「私は、彼がいなくなって
それがとても悲しかっただけで、
別に『夫』という存在がなくなったことや
食べさせてくれる人がいなくなったことが
悲しいわけじゃないのに」
「だいたい、自分の食いぶちくらい
自分でなんとかするし」
「彼の代わりに誰かにそばにいてほしい、
なんて、これっぽっちも思ってないんだけど」
と、言ってました。
●トンチンカンな親切
周囲の人も心配して、
親切で言ったのだと思いますが、
それはあくまでも、その人たちの考える
「夫に先立たれた人は不幸な人」
「女性は夫がいなければ幸せになれない」
という前提から出てきた言葉です。
もちろん、そう思っている人も
たくさんいるでしょうが
彼女のように
そう思っていない人もいます。
そう思っていない人からすると
とてもトンチンカンな言葉だし
傷ついたり
不快に思ったりすることもあります。
彼女もいずれ、誰か好きな人ができて
再婚するかもしれません。
でも、それは
亡くなった夫の代わりとしての
役割を担う存在ではなく
彼女は、その人自身のことを
またちゃんと愛して
結婚するのだと思います。
●フィルター越しの適当な言葉
こんな会話をしながら
気づいたのが
私たちは、
誰かの状況に対してコメントするとき
けっこう、適当なこと言ってるな、
ということです^^;
「子どもが独立して一人暮らしになる」
というと
「一人暮らし=さみしい」と変換されて
「それはさみしいでしょう」と言ったりするのも同じです。
ほかにも
「あら、それは旦那さんがかわいそうねえ」
「お子さん、さみしがってるでしょ?」
「そんなこと、あなたには無理よ」
などなど、
人は自分の価値観というフィルターを通して
相手の気持ちや状況などたいして考えもせずに
適当に言葉を投げかけてくるものです。
そして、そういう言葉って
言った本人は覚えてないのに
(考えずに言ってるから当然です)
言われた方は
けっこう心にグサグサと刺さって傷ついたりします。
●すべてを真剣に受け止めなくても大丈夫
つまり、
すべての言葉を真剣に受け止めて
必要以上に自分を責めたり、
落ち込む必要はないこともある、ということです。
だから、人からのコメントに関しては
適当に言ってることも多い、ということを
ちょっと心に留めておいていただけると
嬉しいです。
そうすると、誰かの適当な評価で
必要以上に傷つくことが減るはずです。
それでも、人の言葉に傷ついたり
悲しくなってつらいときがある・・・
こちらもぜひ、参考にしてください
https://mbp-japan.com/nagasaki/leport/service1/5004175/
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