夫と別居して見えてきたもの、とは?

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:夫婦関係の悩み

Mさんご夫婦は、
8年付き合って結婚したラブラブのご夫婦です。

結婚に反対されたときも、
彼が一生懸命、仕事で結果を出して、
Mさんのご両親に認めてもらいました。

結婚後、
彼が病気になったときも

その後、独立して
お店を立ち上げたときも

一緒に力を合わせて
乗り越えてきました。

お子さんも、男の子と女の子に恵まれ、
今は二人とも立派に成人して

かわいいお孫さんも生まれて
幸せいっぱいです。


●嫌いじゃないけど・・・

そんな仲良しのMさんご家族も、
長く一緒に暮らす間に
小さな不満がたまってくるものです。

家族だからこそ、
許せないこともあります。

娘さんと夫(お父さん)の間が
ギクシャクしちゃったり

Mさん自身も
夫に対してモヤモヤする気持ちが
生まれてしまったり。

嫌いなわけじゃないけれど、

時には、相手に対して
うんざりする気持ちになってしまう、

そんなことってありますよね。


●別居するなんて、ダメなんじゃないか

そんなとき、お仕事の都合上、
彼がしばらくお店で寝泊まりして、

Mさんやご家族は今まで通り、
自宅からお店に通うことになりました。

自宅からお店は
徒歩5分ほどの距離だし、
毎日顔も合わせるし、食事も一緒です。

それでも、別々に暮らすということに、

最初は

「別居するなんて、夫婦として、
家族としてダメないんじゃないか」と、

不安でいっぱいだったそうです。


●別居の結果

ところが!

ギクシャクしていた娘さんと
夫の関係がなぜかとてもよくなり、

最近は、娘さんとお孫さんと彼の3人で
遊びに行くようになったそうです。

Mさん自身も、
夫と出会ってから
これまで一緒にがんばってきたこと、

楽しかったたくさんの出来事、

そういった夫婦の
これまでの歴史を改めて思い出して、

彼への温かな気持ちを
取り戻したそうです。


●「こうあるべき」をはずしてみる

ただ、ここで言いたいのは

「ギクシャクしたら別居したらいいよ」
ということではありません。

そうではなく

「夫婦なんだから、
別居したらダメなんじゃないか」

というように

「こうあるべき」に
とらわれないことで、

新しく見えてくるものが
たくさんある、

ということです。

「これはダメだと自分で決めたり、
あきらめるんじゃなくて、
なんでもやってみるもんだなあって
思ったんですよ」

と、Mさんが笑顔で教えてくれました。

うまくいかないときは、
何かを変えてみるチャンスです。

そして、そのときに大事なのは
「こうあるべき」を、一度はずしてみること。

ぜひ、試してみてくださいね。

夫婦関係を変えるヒントは、
こちらも参考にしてください。

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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