夫婦の会話を良好にする秘訣は、〇〇を上げること!

松尾聡子

松尾聡子

テーマ:コミュニケーション

「夫との会話が弾まなくて、二人でいる時間が憂鬱・・・」

「子どもが独立して、夫婦二人だけの生活になったらどうしよう」

そういう不安、カウンセリングの場面だけではなく
ふだんの雑談の中でもよく聞きます。

憂鬱だからといって
心のままにむすーっとしてると
どんどん距離が広がりそうだし、

とりあえず、会話が楽しい感じになって

二人でいる時間が
苦ではなくなるといいですよね。

ちなみに
今日のタイトルをご覧になって

「〇〇を上げる」には
何が入ると思いますか?


●たとえば・・・

「テンションを上げる」とか

「夫への愛情を上げる」とか

思いついた方も
いらっしゃるかもしれません。

もちろん、それもOKです。

ただ、一緒にいて憂鬱だったり
気が乗らないときに

テンションを上げるのは
なかなか難しいものです。

愛情にいたっては
もっと難しいかもしれませんね。

そこで、もっと簡単な方法を見つけました。

見つけた、というか

チコちゃんにヒントをもらったので
今日はそれをご紹介したいと思います。


●「なぜ人は拍手をするのか?」

NHKの「チコちゃんに叱られる!」
という番組で

「なぜ人は拍手するのか」が
テーマの回がありました。

結論を簡単にご説明すると

もともと、人は手の届かない相手に
(舞台上のスターやアスリートなど)

友好的な気持ちを伝えようとするときに
「音を出す」そうなんですね。

その時、高い音は
「友好的で、敵対してない」
という気持ちを伝え、

低い音は、相手に対する
「否定的な気持ち、敵対する気持ち」
を伝えるそうです。

たしかに、コンサートで
「キャー!」という声援は高い声ですし
拍手も高い音が出ます。

逆に、ブーイングや
足を踏み鳴らして威嚇するときの音は
低い音になります。

という内容の番組を
なんとなく聞き流していたのですが

ふと、思ったんですよね。

これって、ふだんのコミュニケーションにも
使えるなあって。


●使い方の例

たとえば、夫が帰宅したとき

「おかえりー↓」と低い声で言った場合と、

「おかえりー↑」と少し高めのトーンで
言う場合を想像してみてください。

同じ「おかえりー」というワードですが

夫の気分も、自分の気分も
ずいぶん変わりそうじゃないですか?

特に、夫が料理など
家事をやってくれたときも

ちょっと高めのトーンで
「うわー、ありがとう!」と言ってみる。

チコちゃんの技を使うなら

同時に手をたたいて拍手しながら
「助かるー♪」なんて言ってみると

きっと、さらに効果は抜群のはずです。


●気持ちが伴わなくてもOK!

ちなみに、このときに
感情がついてこなくても全然大丈夫です。

夫が帰ってきたときに

「ああ、もう帰ってきた(うんざり)」
と思っていても、

声だけ、高いトーンで
「おかえりー」でOKです。

講座やカウンセリングでも
お伝えしているのですが、

どうしても気持ちがついていかないときは

無理してポジティブに考えるなど、
気持ちを変えようとするよりも

先に、身体の状態から変えることで、
気持ちがついてきます。

その方がラクだし、早いんです。

ぜひ、お試しくださいね。

夫婦のコミュニケーション改善の秘訣は
こちらにも!

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松尾聡子
専門家

松尾聡子(カウンセラー)

Le Port(ル・ポール)

聞いて終わりではない、変化を起こすカウンセリング。知識だけではなく、実際に普段の生活ですぐに役立つ心のスキルを伝える講座。

松尾聡子プロは長崎文化放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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