知ってるか、知らずかで決まってしまう住宅断熱性能をなんとかしたい。
先週1/22,23に上田市御所で開催させていただきました完成見学会。
2日間で10組の方々にご来場いただきました。
近年はコロナウィルスの影響もあって、完全な予約制としております。
1時間半に区切り、他のお客様に聞かれる心配がないので、資金計画のことや「実はこれはですね・・・」といった話もできるので、かなり有意義な場となっています。
この厳寒時期の話の中心は、やはり「暖房」について。
薪ストーブやペレットストーブはどうなのか?
床下エアコンってどうなのか? ―などなど。
今回の見学会会場の家は、「温水パネルヒーター」でして、これまで70%以上の採用率なのですが、一般的にはほとんど見かけない代物だそう。
断熱や気密をきっちりやった家では、どんな暖房でもそれなりに暖かくはなりますが、やはり輻射熱による温風の無い静かで上質な暖房感は温水式のものになってゆくようです。
みなさん「これがいい!」と感じていただけるのですが、イニシャルコストを聞いて少し後ずさりしてしまいます。
(150万円ほどかかります)
しかしよ~く考えてみてください。
パネルヒーターのパネル(放熱板)自体は50年以上は長持ちしますし、熱を生み出すボイラー(今回はヒートポンプ式熱交換器)も20年ほどはもちます。
低温水(35~40℃)で火傷の心配がありません。エアコンのような風切り音もありませんので、室内がとっても静か。
薪ストーブも輻射熱を利用した暖房ですが、パチパチという音も魅力の一つでしょうか。火傷の心配は残りますが・・・。
木をこれでもかというほど盛り込んだ上田市の温水パネルヒーターの家、今日からご入居しているハズです。
長野県で暮らす魅力が盛り込まれたゼロエネルギーハウスの一つの形だと思っています。