アロマの楽しさを伝え、心と体を健康に（3/3）

カウンセリングを取り入れ、独自のウェルネスを提供していきたい

　高山さんがこの仕事をやっていて良かったと感じるのは、お客さまから「気持ちが楽になった」「体の調子が良くなってきた」と喜びの声をいただいたときです。

「解剖生理学によると、施術している側もオキシトシンが分泌されるそうで、お客さまと同じように私自身も幸せをいただいている気がします。COVID-19で誰しも不安を抱えている時代だからこそ、不安を和らげるアロマが生きてくるのではないかと思うんです」

　今後の展開としては、日進月歩のアロマの研究結果や解剖生理学の新しい情報をサロンワークに取り入れ、一人一人の悩みに確実にアプローチしていこうと考えている高山さん。アメリカの医学者、ハルバート・ダンが1961年に提唱した「ウェルネス＝輝くように生き生きしている状態」の定義に、自身の産業カウンセラーの知識を融合し、「心と体のカウンセリングを取り入れた独自のウェルネスを提供していきたい」と話します。

　また、アロマで起業を目指す方に対しては、講座と合わせて起業するためのコンサルティングも行っています。さらには全国から参加できるよう、アロマのオンライン講座にも力を入れ、受講者の希望に応じてマンツーマンにも対応しています。

「アロマは単なるリラクゼーションではなく、心と体の不調を感じている方、何かはじめたいけど踏み切れない方に対して、背中を押してくれることもあります。アロマ初心者の方にも選択肢の一つとして是非体感していただきたいので、気軽にお問い合わせください」

（取材年月：2020年9月）

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