塾長の考え(ショート 604)

午前10時42分。
予備校生のⅠくんから、
「速報」という意味での連絡が、
あった。
宮崎大学医学部医学科に合格した。
なぜこの時期の「発表」かというと、
地域枠推薦の合格発表だからだ。
高卒生の枠なので定員は15名。
この中に入ったというわけだ。
この選抜方式は、
宮崎県長が実施する試験にのぞみ、
それに合格しておくことが1次合格。
次に、
大学入学共通テスト。
これを必ず受験して、
「高得点」を取ること。
それが2次の試験となり、
それで合格が決まるという制度だ。
発表が午前10時だったので、
「取り急ぎご報告です」
とⅠくんが切り出してきたが、
それにしては…、
すでに発表時から、
40分以上経過している。
ちょっと遅い気がしたが(笑)、
まあ何でもいい、受かれば。
「家族みんなで喜んでます」
ということらしい。
そう、「そこ」だよ。
「その瞬間」のために、
もっと大げさに言うと、
「その瞬間」のためだけに、
受験生の指導をするんだよ。
こういった合格の報告、
このときに私の脳裏には、
毎回ある同じイメージが浮かぶ。
それは何か。
それは入塾時の面談の光景だ。
これが色鮮やかに思い出される。
本当に昨日のことのように。
毎年恒例の「現象」なのだが、
やっぱり毎回起きるということを、
今回も体験できた。
それほどまでに最初の面談が、
私にとって、
印象に残るものなのか…。
その時に親御さんが言っていたこと。
私が約束したこと。
それらが「合格」という現実に、
「合格」という結末に、
結びついたことがすばらしい。
心からそう思う。
これで今年の予備校生の中で、
医学部医学科受験の生徒は、
終了。
なぜならⅠくん1人だけが、
医学部医学科志望だったから。
しかもわが地元宮崎の、
宮崎大学医学部医学科の受験。
本当によかった。
(宮崎県民を1人でも多く助けてね)
今年の高校3年生の塾生には、
熊本大学医学部医学科を、
受験する生徒が1人いるので、
あとは、
その塾生を合格させることが、
今の時点での北斗塾の使命だ。
負けるわけにはいかない。
ところで、
現高校2年生の場合は、
もうすでに複数人の候補者がいる。
国公立大学医学部医学科への進学を、
希望している塾生たちだ。
この生徒たちを、
来年度の試験で合格させる。
それが使命だ。
ほとんどの生徒が現在の判定は、
良くはない。
だが、
人間は成長する生き物である。
「教育」の力で、
「指導」の力で、
いかようにも成長できるのだ。
それを重点的に取り組める場所、
それが「塾」だ。


