塾長の考え(私大医学部受験)③
KKちゃん(中1)も医学部医学科志望。
お母さんの車で塾に送り迎え。
時間にして片道40分はかかる。
お母さんも「お疲れさま」…である。
「KKちゃん、もう結果出たでしょ?」
「(定期)テストの結果ですかぁ?」
「そうだよ、目標達成までがんばらないとね」
KKちゃんは小6のときから北斗塾に週1通塾。
それ以外は某大手学習塾に通塾。
理由は中学受験をするから。
北斗塾も中学受験対策はできるのだが、
KKちゃんのお母さんの方針(?)で、
週1だけは北斗塾で国語のお勉強。
残りはガッチリと別の塾で受験対策。
受験直前期になったころ、
「やっぱり北斗塾で…」
とお母さんから申し出があった。
当時の教室責任者が、
「今の塾のまま受験された方が得策では?」
と判断して、
私もそうだろうなと思ったためそのまま。
今は自宅近所の公立のA中学校の生徒。
KKちゃんの話ではA中学校に1人だけ、
すごく勉強のできる子がいるらしい。
今や北斗塾に週3回通塾しているKKちゃんは、
「できたら学年で3番以内に入りたいです」
と私に宣言。
小学生のときから通塾している生徒ならば、
中学校(公立!)の場合は、
最初どういう成績であれ、
2年以内にトップ10に入っている。
KKちゃんも一応は週1回とはいえ、
小学生のときから北斗塾に通塾している。
本人の希望もあるし、
「3番以内に入りたいです」
と高い目標を言っている生徒に向かって、
「そんな無茶な目標ではダメだよ」
と言う必要もなし。
そこで、
「じゃあ学年3番以内を目指そうね!」
「はい!」
なんていう会話を交わしたのが3ヵ月ほど前。
その後、お母さんと面談があり、
「娘がそんなこと言っていたんですか(笑)」
とお母さんもびっくり。
「やる気があることはいいことですよ」
「そうですか…へぇ~、あの子が…ね」
なんていう会話を交わしたのが1ヵ月ほど前。
そういう経緯があって今。
ここで冒頭の会話に戻る…。
「KKちゃん、もう結果出たでしょ?」
「(定期)テストの結果ですかぁ?」
「そうだよ、目標達成までがんばらないとね」
「2番でした」
「そうなんだ…、えっ、に、2番!?」
「はい(にっこり)」
「本当に? 目標番数をいきなり達成…なの?」
「はい!」
「そ、そうなんだ、すごいね…(マジかよ)」
驚いた。
できる子だとは思っていたけど。
衝撃冷めやらぬまま別の生徒に個別指導。
数学の難しい問題が学校から出ていて、
どうやって解けばいいのかわからないと言う。
目の前のその生徒に昨日今日のできごとを話す。
英検2級の合格者が自分が知らないうちに、
出ていることなど。
「先生、私も英検2級ならうかっていますよ!」
「は? Sちゃんも今回合格していたの!?」
「いや、昨年(中3時)に合格しました」
「そうなの!?」
「は~い(二コリ)」
いつの間にか、
できる生徒が増えている今日この頃。
(続く)