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小野由樹子

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小野由樹子(おのゆきこ) / キャリアコンサルタント

株式会社キャリアアシスト

コラム

部下が動かないのは管理職能力不足!マネージャーの役割とは

2020年5月20日 公開 / 2020年7月1日更新

テーマ:マネージャーが身に付けるべきマネジメント

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 組織マネジメント人材育成 研修働き方改革

マネージャーが担っている役割は、会社組織やマネージャーの置かれている立場により多少異なります。しかし共通して言えることは、「会社組織の要として成果を出し続けること」だと言えます。

今回のコラムでは、そういった管理職の方に向けて、マネージャーの役割や部下とのコミュニケーションの取り方をお伝えます。日々の業務を見直し、より良い組織・チームづくりの参考にしてください。

マネージャーの役割とは

マネージャーの役割は「会社組織の要として成果を出し続けること」です。

重要な役割を担っている役職ですが、マネージャーによっては以下のような問題を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

□部下に仕事を任せることができず、自分自身の仕事がパンクしている

□組織やチームにおける目標を設定できず、部下に対して方向性を伝えられていない

□他部署や自分の上司とコミュニケーションが取れておらず、自分の組織やチームに情報等を還元できていない

□マネージャーであるにも関わらず、実態はプレイヤーとなっており、マネージャー業務が機能していない

これらを解消していくためには、チームのマネジメントを適切に行うとともに、部下の育成を行う必要があり、マネージャーには下記のような役割が期待されます。

【チームのマネジメント】
・チームの目標設定や方向性の決定
・目標達成までの道筋策定
・業務改善
・PDCAサイクルをもとにした、業務の進捗管理や指導
・チームづくり

「チームマネジメント」には、目標設定や方向性の決定が欠かせません。チームメンバー全員が同じ方向に向かって進むことができるよう、ロードマップを策定するようにしましょう。
なお、目標は会社が掲げる指針に沿ったものでなくてはなりません。そのことを念頭に置きながら、目標設定を行います。

次に目標が決まったら、それに対する細かい戦略を立てていきます。そして戦略を立てたあとは、どの仕事・役割を誰にお願いするのかを決めます。
部下それぞれの長所・短所・モチベーションなどを把握し、どの仕事を任せることがベストなのか、検討してみましょう。
その際、部下の成長のために本人にとって苦手な業務を依頼することもあるかと思います。しかしそのときは、部下へのサポートを忘れないようにし、たとえ失敗したとしても責めるのはよくありません。

また部下に仕事を任せたあとも、ほったらかしにしてはいけません。進捗状況を随時確認し、PDCAサイクルをもとに部下へ指導するようにしましょう。


マネージャーのサポートやチャレンジできる環境があってこそ、部下がのびのびと働き、存分に能力を発揮することができます。マネージャーには、部下を見守り導く役割があるのです。

【部下の育成】
・モチベーション向上
・適切な評価や指導
・コミュニケーションを通した信頼関係の構築

マネージャーが一般社員と大きく違う点は、「他者を動かすことにより、成果を上げなければならない」ということです。一般社員であれば、自分自身の力だけで目標達成すれば問題ありません。
しかしマネージャーの場合、部下のモチベーションを引き出し、部下に動いてもらって目標達成をしなければなりません。

そのためには、部下とのコミュニケーションが重要な業務となります。そこで得た情報や部下の考えをもとに、適切な指導やフィードバックを行うようにしましょう。コミュニケーションを通じて部下との信頼関係を構築することで、部下のモチベーションを引き出せるようになります。

自分の判断軸を明確にし、部下とのコミュニケーションをとろう

マネージャーの役割を確認したところで、次は部下とのコミュニケーションについてです。先ほどもお伝えしたように、部下を動かして成果を出し続けるためには、コミュニケーションが欠かせません。そして良好なコミュニケーションを行うためには、事前に自分の判断軸を明確にしておくことがポイントです。

□今後の組織の運営方針

□目標達成に向けての各種戦略

□部下の評価

など、マネージャーとして判断を求められる場面がたくさんあります。そのため、マネージャーの判断軸がなくブレていると、方向性が定まらなくなります。今現在、「自分の組織内で方針や戦略がうまく伝わっていない」という場合、その原因はこういったことに隠れています。

マネージャーの言うことがコロコロ変わってしまうと、部下はどの指示に従うべきなのか、わからなくなってしまいます。そんな事態にならないよう、しっかりと判断軸を持つようにしましょう。

そしてその上で、部下とのコミュニケーションを取り、組織・チームにおける課題を探るようにします。そこで見つけた課題やリスクを分析し、目標達成に向けて必要なことを言語化し、部下へ伝えるようにしましょう。


部下に自ら考えさせ動いてもらうためには、コミュニケーションを取って相手の意見をしっかりと聞くことが重要です。会話を重ね、信頼関係を築くことで部下は主体的に行動するようになります。

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