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コラム

インフォデミック(不確かな情報は拡散しない)

2020年4月13日

コラムカテゴリ:くらし

時折、正しくない情報がSNSで流れてきます。
不安なときに、対処方法などが書いてあったり、信頼できそうな方から聞いたとあれば、信用してしまいます。
これは仕方ありません。
受け取ったときに、その情報は本当か?と疑ってみてください。
その情報が本当なら、新聞やテレビで取り上げられているはずです。

見破る方法の一部です。
・「だそうです」、「らしい」話は信用しない
・○○病院の医師の話で、とあった場合、その方の名前がないのは怪しい
・「転送して」「拡散希望」は疑う
これらがひとつのヒントになります。

ですので、情報、特にSNSの情報の接し方には注意しなければなりません。
そして、容易に拡散しないことが大事です。

今、新型コロナウイルス感染症でこうしたらいいという情報が流れます。
今日回ってきたのは日赤医療センタードクターからの情報でした。
これはデマです。
http://www.med.jrc.or.jp/news/tabid/349/Default.aspx?itemid=703&dispmid=3009
これについては愛知県警公式Twitterでも拡散され、謝罪されています。
正直、広報部長がこれではと思いますが、そうした情報のプロでさえ、引っかかってしまうのです。

もっとも、送って戴いた方は親切心からで、拡散する人のほとんどの方は、悪意はありません。
転送した人を責めることができません。
そうなると、受け取ったときに冷静に対処して、自分で真偽を確かめ、間違っていれば、送ってこられた方に「間違いですよ」と教えてあげましょう。
ただし、善意でお知らせいただいたわけですから、それを感謝したうえで、誤りを告げましょう。
最後に
来た情報が正しいか判断できないときは、決して拡散してはなりません。
新聞やテレビで正しい情報を取得し、それにしたがって適切な判断、行動を取ってください。
新型コロナウイルス感染症より、恐いのが人であることです。

ウイルス感染症の爆発的感染をパンデミックと言いますが、誤った情報の拡散をインフォデミックと言います。

インフォデミックは各自の意識改革で無くすことができます。

この記事を書いたプロ

福田久稔

ICTサポートと多様な学びのプロ

福田久稔(システム本舗えふ)

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