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別荘の雨漏り調査の流れ

辻万寿夫

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別荘に雨漏り!そんな時、どうする?

たまにしか使用しない別荘は建物の老朽化が早く、雨漏り被害などが発生しやすいのが特徴として挙げられます。
また湿気が溜まりやすい環境のため、カビなどが繁殖し、雨漏りと合わせて建物内部の侵食を進行させます。

次項で雨漏り調査を行う際には、どのような流れになるのかを見ていきたいと思います。

別荘の雨漏り調査をする場合の流れ

まず、雨漏り調査の際には依頼があった段階で、別荘の状況について詳細にヒアリングを行うところから開始します。

続いて現地調査を行うために、当日立会いを行う管理会社や別荘の持ち主本人との立会可能日を確認し、建物の図面を用意するようにします。
現地調査では主に、「目視調査」「散水調査」「発光液調査」「赤外線カメラ調査」の4つの方法を使って雨漏り調査を行います。

最も一般的な調査は「目視調査」で、ヒアリングした雨漏り状況を参考に、別荘の雨漏り該当箇所を調査します。
その際に屋根に上ったり、屋根裏に入り、雨シミが発生している箇所やカビの発生などから考慮しながら雨水の浸入口を特定します。

「散水調査」の場合は、雨水の侵入口と思われる場所にホースで散水し、「発光液調査」では雨水の侵入口に発光液を流し、屋根裏などから紫外線を当てて雨漏り該当箇所を特定します。
また、住宅に雨水が染み込んでいる状況であれば「赤外線カメラ調査」を行います。
表面の温度差を色分けに表示できるカメラを使い、雨水の侵入経路を特定することができます。

雨漏り調査では屋根や外壁などの屋外から始まり、床下・屋根裏などの屋内、建具、設備機器などさまざまなポイントを調査します。

別荘の雨漏り調査はそれなりのコストがかかるのがデメリット

雨漏り検査の流れをご紹介しました。さまざまな調査があるのがお分かりいただけたと思います。そのため、雨漏りの調査は費用が高額になる可能性があります。

調査の段階では、大雨や台風に見舞われたときなどと同じ状況を再現することができないため、雨漏りの原因を明らかにできない場合もあります。雨が降ったり風が吹いたりする自然現象は、完全には想定しにくいものです。

さまざまな技術で雨漏り調査を行っても、実際に雨風に見舞われ、雨漏りしている状況下でなければ100%の調査結果を得られない、という可能性を考えると、高いお金を払って調査をすることがおすすめできない場合もあります。

それゆえ、点検口を天井に設けて、水の流れなどを専門家に確認してもらうのが良いでしょう。

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