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辻万寿夫

「将来にわたる安心感」を提供する 雨漏り修理のプロ

辻万寿夫(つじますお)

株式会社 辻建材

コラム

雨漏り対策のための知っておくべき屋根の構造

2016年6月26日 公開 / 2016年7月1日更新

コラムカテゴリ:住宅・建物


雨漏りが発生する場所で多いのは「屋根」

建物の中で雨漏りが発生する場所として多いのが「屋根」です。
建物の屋根部分は一年を通して、紫外線・雨水・台風・積雪などの外部からの天候条件に最も影響を受けやすく、傷みやすい場所となっています。

そのため、年月が経つとともに屋根部分が劣化していくということは、ある程度考慮しておく必要があるでしょう。また、屋根部分で注意しなければならない点は、普段、その劣化の具合を確認しにくい点が挙げられます。

通常、屋根に上がることはあまりありませんので、気がつかないうちに屋根部分の劣化が進行している、といったケースが考えられます。
そのため、雨漏り対策として、どのようにして屋根から雨漏りが発生しているのかを理解しておくことも大切になります。

屋根からどのようにして雨漏りが発生するの?

屋根から雨漏りが発生する原因として考えられるのが、屋根部分を覆う屋根材の「ズレ」や「割れ」です。

屋根には最下層に下地板となる「野地板」があり、その上に「防水シート」、最後に瓦やスレートなどの屋根材が使われます。

もし突風や強風が発生した場合、この屋根の頂上にある屋根材に、ひび割れやズレが起こり、その下の防水シートが露出することになります。
防水シートが外部に吹きさらしの状態になってしまうと、外部にさらされた防水シートは徐々に傷み劣化していきます。

劣化した防水シートは防水機能を失い、結果、最下層の野地板まで雨水が入り込むようになり、最終的に雨漏りを引き起こすことになるのです。

他にも頂上部を覆う金属板の棟板金やスレート、釘の浮き、漆喰の崩れなども発生し、その他多くの原因によって防水シートへの露出へつながっていきます。
防水シート単体では防水機能を維持することができないため、雨水はどんどん建物内部へ侵入し、結果、雨漏りを引き起こしてしまうのです。

突風や強風でも屋根の雨漏りを引き起こす原因をつくる
屋根の経年劣化による雨漏り

屋根から起こる雨漏りへの対策方法

屋根は、外からの影響によって老朽化が発生するポイントとなっています。
普段はあまり状況を確認することができない場所だからこそ、雨漏りへの対策も大切になってきます。
定期的に屋根の状況を調査するようにし、釘の浮きやスレートのひび割れなどがあればポイントごとに修理するようにします。

その他にも、屋根のつなぎ目を覆うコーキング剤は時間が経つことによって劣化しやすくなるため、塗り直しを行ったり、屋根材の傷みがひどい場合は、屋根の葺き替えか瓦の積み替えの検討も必要になってきます。

いづれにしても、早期の雨漏りへの対策がとても重要になってきますので、建物を長く活用するためにも、事前のメンテナンスをしっかりと行っておくことが大切です。

屋根の雨漏り対策 棟板金の浮きが原因で雨漏りするときの修理
屋根の雨漏り対策 スレート屋根のひび割れが原因で雨漏りする場
屋根の雨漏り対策 屋根瓦のズレが原因で雨漏りする場合の修理
屋根の雨漏り対策 屋根のコーキング剤の剥がれが原因で雨漏りす
屋根の経年劣化が原因で雨漏りする場合の対処方法

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