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水沼国男

東洋医学の知識を伝えてより健康に導く鍼灸のプロ

水沼国男(みずぬまくにお) / はり師

美山いずみ鍼灸院

コラム

肥満は万病のもと (生活習慣病の引き金 肥満 その1)

2019年1月28日 公開 / 2021年3月11日更新

テーマ:生活習慣病

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 糖尿病 食事糖尿病 症状糖尿病 予防

肥満は万病のもと?

昔から“風邪は万病のもと”っと言われていましたが、最近では、“肥満は万病のもと”っと言われているのご存じですか?

肥満とは

 そもそも肥満とは、脂肪組織が過剰に蓄積した状態のことです。

肥満の判定

 肥満の判定は、BMI(body mass index)を用いて行います。
BMI = 体重(kg)/身長(m²)で計算し、BMI 25㎏/m²以上が肥満と定義されています。
また、肥満度が高くなると、生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)といった合併症の発症頻度が高くなります。


健康障害が“BMI 25㎏/m²以上”で、増加するため肥満といわれます。

例えば 身長165㎝ 体重 80㎏では、
BMIは、80/1.65×1.65 =29.3㎏/m²となります。

理想の体重は?

 理想体重は、身長(m²)×22で計算します。
この数値は、最も疾病の少ないBMIが22㎏/m²だからです。

例えば 身長165㎝の理想体重は、59.8㎏になります。

肥満のタイプと対策

肥満には、大きく分けて2つのタイプがあります。
それは、単純性肥満と症候性肥満です。

単純性肥満

身体の機能障害や特定の病気が原因でなく、摂取するエネルギーが消費されるエネルギーを上回るために起こる肥満。肥満の“95%”が該当します。“食べすぎ”や“運動不足”などの生活習慣が、肥満の原因と考えられていますため、これを改善しないと肥満の予防、改善にはつながりません。
また、中年以降では、“基礎代謝量の低下”(基礎代謝とは、呼吸や消化などの生活維持のために消費されるエネルギー量のこと)によっても、太りやすくなることがあります。若い頃は、基礎代謝量も高いため適正エネルギー量を取っていれば太りません。しかし基礎代謝量は、年齢とともに徐々に低下していくため、若い頃と同程度の食事では、食べすぎになってしまい太ってしまいます。そのため、中年期以降は、食事量を減らしたり、運動などで多くのエネルギーを消費することが大切になります。

症候性肥満

何らかの病気や、それに対する治療薬、身体の機能障害、遺伝などが原因で起こる肥満
原因となる病気の治療が優先されます。それが治れば肥満も解消します。

生活習慣病以外で鍼灸治療は、どのような疾患(症状)に効果があるの?

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