今週の小次郎
電話をかけても折り返しが全くない弁護士がいる。また、聞くところによると、今の若手弁護士の中には電話をかけるのが怖い人もいるようである。
個人的に電話で話をするのではなく、仕事で電話をするのであるから、怖いというのはよくわからない。
「素の自分」で電話をかけるからであろうか。電話をするのは、その弁護士の素の個人ではなく、あくまで、「弁護士としての職業でいる自分」だと思えば怖いというようなことはないのではないかと思っている。
もちろん、気乗りがしない電話があることは事実である。
ヤミ金が全盛時の時は、ヤミ金が偉そうに話をしてきたこともあるし、嫌な相手方もいる。
ただ、嫌な電話は貯めればためるほどかけるのがおっくうになるから、電話はまとめて処理をしてしまう時間も取った方がいい。
昔、自由と正義で、ややこしい相手方が大好物という先輩弁護士が自宅の電話を教えてかけさせていたという話を読んだ記憶であり(だいぶ前の話なので、これまた記憶が多少間違っている可能性もある)、「すごい人もいるものだ」と思ったことがある。
電話をする時は、「自分がイライラしている時にはかけない」とか、「こちらの気持ちがその電話に対応できる状態でない時にはいったん出ないでかけ直す」、「素の自分ではなく弁護士という職業の自分がかけるという気持ちを忘れない」「相手がどうようもなくても、同じ土俵で話をしない」等色々とそれぞれの弁護士は工夫していることを以前聞いた。
思い切って電話をしてみれば意外に解決することもある。
電話はためないでいきましょう。


