マイベストプロ京都

コラム

弁護士の自信

2020年10月14日

コラムカテゴリ:法律関連

 若手弁護士から、中々自信が持てないという悩みを聞くことがある。
 自信というものは、事件を解決していく中で、自分の事件対応が誤りではなかったということを確認する作業が繰り返されることで少しずつついていくものであるので、早々自信がつく訳ではない。

 逆にいうと、自分はできているのかと悩むくらいの若手弁護士の方が伸びる可能性がある。
 中堅・ベテラン弁護士からすると、全くできていないのに、妙に自信があるような態度(内心はわからないが)であったり、適当な処理をしてそれでよいと済ませている若手弁護士がいないではないので、「自分ができているかどうか」自省する弁護士の方が伸びると思うので、そう悪いことではないという話をしたりしている。

 私も1年目の頃を考えると冷や汗が流れるし、私の事務所に入所した弁護士も最初からできていた訳ではない。
 私自身も、できうることなら、弁護士25年目であっても、日々進化したいと思っている(退化しているのではないかと言われるかもしれないが。。。)。

 若手弁護士を含めて、私も中堅・ベテラン弁護士も適正かつ正当な依頼者の法的利益を守ることができるよう、頑張っていければと思うのである。

この記事を書いたプロ

中隆志

被害者救済に取り組む法律のプロ

中隆志(中隆志法律事務所)

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