ご相談をお伺いするということ
先日、2年程前に一度ご相談をいただいた方より、遺言作成のご依頼をいただく機会がありました。
ご住所とお名前に記憶がありましたので、「遺言のご相談をされた方ではなかったでしょうか。」とお伝えすると、私が覚えていた事を喜んでおられました。
その方は、2年前に私に遺言の事で相談をされてから、他の方にも相談をする機会があったそうですが、当時の対応がとてもよかったので、将来遺言をつくるなら私に相談をしたい、と決めて下さったそうです。
そして、2年が経過してご自身の体力に少し自信がなくなってきた為、意を決して遺言をつくる事にされたというお話しでした。
ご相談をお伺いしておりますと、「とても親切で解り易かった」、「いろいろな事を教えてもらえてよかった」という、感謝のお言葉やお手紙を頂くことや、ご相談いただいてから時間が経過した後、改めてお声掛けをいただくという事もあります。
ただ、2年も経ってからお声掛けいただいたという事は初めての経験でしたし、そんなに長い期間も忘れずにいて下さったことは、本当に有難い事です。
いろいろな方にご相談下さい
ご相談をされる方のお悩みは様々ですが、他の方に相談をした、または依頼をしている、という事に関して意見を求められる場合もあります。
それは、相続や遺言などのご相談においては、必要な事務手続き以外は「その後、どうすればよいのか」という事に対して、明確な正解がない場合もあり、相談をされる方によって、返ってくる言葉が違う場合があるという事情があるかと思います。
そして、ご相談に対する言葉の内容はもちろんですが、人としての相性などもあると思います。
どちらも、とても大切な事だと思いますので、ご自身が納得されるまで、いろいろな方にご相談をされてもいいと思います。
その上で、ご自身で方向性を決められて、必要であれば、信用できると思う方の助けを借りればよいと思うのです。
2年越しでお声掛けいただいた今回の方の様に、他の方へご相談された中でも「一番信頼出来ると思えたので、是非お任せしたい」と思っていただける様に、これからも、これまで以上に真摯に取り組んでいきたいと思います。