Mybestpro Members

久保克己プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

塾ジイの部屋18 ー模試を“自分専用の教材”に変える方法ー

久保克己

久保克己

テーマ:模擬試験活用法

【模試の前に「テーマ」を決める】

「失礼します」
「おや、今日はどうしましたかな?」
「塾ジイ、10月の模試に向けて勉強してるんだけど……」
「ほう。ちゃんと準備しておるんじゃな」
「うん。でも、何をやったらいいのか、だんだん分からなくなってきて」
「なるほど。では、まず一つ聞こう」
「何?」
「今回の模試に向けて、テーマは決めておるかな?」
「テーマ?」
「そうじゃ。ただ『勉強する』ではなく、『今回はここを伸ばす』と決めるんじゃ」
「例えば?」
「英語なら、長文の時間配分」
「うん」
「数学なら、関数の問題」
「なるほど」
「国語なら、記述問題という具合じゃ」
「テーマを決めると、やることが絞れるんだね」
「そうじゃ」
「じゃあ、10月の模試までは、そのテーマを意識して勉強する」
「それが大事なんじゃ」
「ただ勉強するより、何を伸ばすかを決める」
「その通りじゃ」

【模試は「受けた後」が大事】

「そして、模試を受ける」
「うむ」
「ここからが今日の話じゃ」
「模試を受けた後?」
「そうじゃ」
「まず、問題用紙、答案、解答解説、成績表を一つにまとめておく」
「それは昨日の『まどろみ』でも言ってたね」
「そうじゃ。模試ごとに、きちんと残しておくんじゃ」
「それで?」
「次に、成績表を見てみる」
「偏差値?」
「そうじゃ」

【偏差値の低い模試から見る】

「そして、模試を偏差値の低かった順に並べる」
「低かった順?」
「一番低かった模試を一番上にするんじゃ」
「何で?」
「入試直前期に復習するとき、その順番が役に立つからじゃ」
「なるほど」
「そして、一番低かった模試を取り出す」
「そこから復習するんだね」
「そうじゃ」

【「正答率の高い問題」を優先する】

「でも、全部の問題をやり直すの?」
「いや。ここでもう一つ、大事な数字を見るんじゃ」
「何?」
「正答率じゃ」
「正答率?」
「その問題を、何%くらいの受験生が正解したかという数字じゃ」
「それを見るの?」
「そうじゃ」
「例えば、正答率80%の問題を、おぬしが間違えていたとする」
「それは気になるな」
「多くの受験生ができている問題を、おぬしは落としているわけじゃ」
「なるほど」
「逆に、正答率20%の難しい問題を間違えていても……」
「みんなも苦戦してる」
「そういうことじゃ」
「じゃあ、正答率の高い問題からやったほうがいい?」
「その通りじゃ」
「つまり……」
「まず、偏差値の低かった模試を選ぶ」
「うん」
「その中で、おぬしが間違えた問題を見る」
「うん」
「そして、その中でも正答率の高い問題を優先する」
「分かった」
「これが、入試直前期には特に大切なんじゃ」
「何で直前期なの?」
「時間が限られておるからじゃ」
「全部を完璧にするのは無理だもんね」
「そうじゃ」
「だから、まずは『みんなが取っている問題を落とさない』ことを目指す」
「なるほど」
「難しい問題を一問できるようにするより、正答率の高い問題を一つ確実に取れるようにする」
「それなら、点数にもつながりそう」
「そうじゃな」
「じゃあ、その問題をどう復習するの?」
「まず、『なぜ間違えたのか』を考える」
「知識が足りなかったとか?」
「うむ」
「解き方が分からなかったとか?」
「そうじゃ」
「ケアレスミスだったとか?」
「それもある」
「時間が足りなかった場合もあるね」
「よく分かってきたの」
「原因が分かったら?」
「解答解説を読む」
「うん」
「そして、もう一度自分で解いてみる」
「解けたら?」
「○をつける」
「解けなかったら?」
「もう一度、原因を考える」
「なるほど」
「そして、できるようになったら次へ進むんじゃ」
「それを繰り返す?」
「そうじゃ」

【模試から「次のテーマ」を見つける】

「一番低かった模試が終わったら?」
「次に偏差値の低かった模試へ進む」
「そこでも同じことをする」
「うむ」
「低かった模試から順番に、正答率の高い問題を優先して復習する」
「それが今日覚えてほしいやり方じゃ」
「なんか、模試が教材みたいになってきたね」
「その通りじゃ」
「模試って、一回受けて終わりじゃないんだ」
「むしろ、受けた後にどう使うかが大事なんじゃ」
「新しい問題集を買うより、こっちをやったほうがいい場合もある?」
「もちろんじゃ」
「自分が実際に間違えた問題だから?」
「それもある」
「しかも正答率まで分かってる」
「そうじゃ」
「だったら、自分に必要な問題が分かるね」
「まさに、それが『自分専用の教材』ということじゃ」
「なるほど」
「そして、もう一つ大切なことがある」
「何?」
「模試を受けたら、そこで終わりにせんことじゃ」
「次のテーマを見つける?」
「その通りじゃ」
「今回、関数をテーマにして勉強した」
「模試を受けてみた」
「でも、まだ関数で間違えている問題がある」
「ならば、次のテーマは『関数のここを克服する』でええ」
「なるほど」
「逆に、できるようになったのなら……」
「次のテーマに進む」
「そうじゃ」
「じゃあ、模試を受けるたびに、次にやることが見えてくる」
「それが理想じゃな」
「テーマを決めて準備する」
「模試を受ける」
「弱点を見つける」
「復習する」
「そして、次のテーマを決める」
「そうじゃ」
「その繰り返しなんだね」
「一回の模試で一気に変わる必要はないんじゃ」
「一つずつ?」
「一つずつじゃ」
「前はできなかった問題が、次はできた」
「それが大事なんじゃ」
「できる問題を少しずつ増やしていく」
「そうじゃ」
「10月の模試も、ちゃんと準備して受けるよ」
「うむ」
「そして、受けたらちゃんと残しておく」
「そうじゃ」
「偏差値の低かった模試から整理して……」
「その中で、自分が間違えていて、正答率の高い問題から復習する」
「そして、次のテーマを決める」
「完璧じゃ」
「分かった!」
「入試直前になって、焦って新しいものばかり増やさんことじゃ」
「今までの自分の模試を、もう一度見直す」
「それが、最後の伸びにつながることもあるんじゃ」
「よし。やってみる!」
「その意気じゃ」
「ありがとう、塾ジイ!」
「またいつでも来るんじゃぞ」*最近の記事
↓塾ジイのBAR11-「模試は、受けた後こそ大事なんじゃ」-
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5236966/
↓塾ジイのボイスコラムー模擬試験 泣いた分だけ 春近しー
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5236844/
↓塾ジイのBAR1 ー三者懇談はまるで◯◯◯会?!ー
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5114499/
↓塾ジイのBAR2 ー挑戦へのプラットフォームー
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5114987/
↓塾ジイのBAR3 ー挑戦への土壌づくりー
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5120214/
↓塾ジイのBAR4 ー「育てる力」を見極めよ!ー
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5236712/

↓今日のランチ@しげちゃん食堂 料理の湯気を感じて欲しかったので敢えて動画じゃ↓しげちゃん食堂紹介の記事
https://mbp-japan.com/kyoto/kyoshin/column/5235233/

お知らせ広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しております。「久保先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
お子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00

いつもコラムをお読みいただき、ありがとうございます。受験や勉強について、
「家庭ではどんな声かけをすればいい?」
「この時期、何を優先して勉強すればいい?」
「受験に向けて、今からできることは?」
など、保護者の皆さまが気になることはたくさんあると思います。
そこで、これからはマイベストプロのコラムだけでなく、LINE公式アカウントでも教育・受験に関する情報をお届けしていきます。
受験に役立つ情報や、日々の学習についてのヒントなどをお届けしますので、よろしければぜひ友だち追加してください。
【LINE公式アカウントのQRコード】
▼こちらからも友だち追加できます https://lin.ee/Vx1Kg4a
お子さまの学習や受験について、少しでもお役に立てる情報をお届けしていきます!

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

久保克己
専門家

久保克己(塾講師)

株式会社京進

子どもの学習や成績・受験で悩んでいませんか?「お客様相談センター」は、塾生以外の保護者も含め、電話やメールで無料の教育相談を受け付けています。子どもの個性に合わせた解決法などを提案します。

久保克己プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼