小学生から学んだ事・・・。
企業再生の仕事をするようになってから、企業の貸借対照表の大切さや金融機関からの借入金の返済計画の重要さというものを改めて感じています。
今現在の企業の貸借対照表を洗い出し、企業を丸裸にする。 そして、そこから病気の元凶となっているものを探し出し治療する。
治療の方法は企業の外部から出来るもの、企業の内部でしか出来ないもの、いろいろな方法があると思いますが、それをどしどし推し進めていく。努力も必要だし、犠牲も必要かもしれません。
いろんな企業とお付き合いをさせて頂いていますが、傷んだ企業を立て直していくという事は並大抵の努力では出来ない作業です。
それを成し遂げた経営者の皆さんには本当に頭が下がります。
閑話休題、再生企業の話はさておき、ここからは経営計画の話です。
うちの事務所では最近経営計画を作る仕事が急増しています。銀行から持ち込まれる話、社長が直接やりたいとお申し出を頂く話、うちの事務所から持ちかける話、きっかけはいろいろですが確実に増えています。
漠然と将来の不安におびえていた数年前に比べ、今は目前に迫った危機を感じ、その不安を少しでも和らげたいという経営者さんの思いが経営計画書を作りたいという願いにつながっているのだと思います。
経営計画を作る前は不安そうだった社長が、作った後は笑顔に変わります。経営計画を作る前は漠然とした不安だったものが、 解決すべき明確な課題へと変化し、「打つ手が見えた」とおっしゃって頂けた時、やはり会計人としての喜びを感じます。
この不安な時代に、少しでも笑顔と元気を取り戻して貰えるよう頑張りたいですね。