初秋の季節の養生法
風邪の熱も下がりひどい症状は無くなり治りつつあるけど、長引く咳に困る方も特にこの季節増えているようです。
咳のタイプ
①コロナや風邪ウイルス感染のあとに気道の炎症が長引く状態
症状:痰がからむ咳と、声帯に炎症が及んで声がれを伴うこともあります。
通常は熱はありませんが、咳や痰が2〜3週間以上続くこともあります。
②声帯炎(咽頭炎)ウイルス感染後や咳のし過ぎで、声帯が炎症を起こしている状態
症状:「声がかすれる,声が出しにくい,枯れる」+軽い咳や喉の違和感がある。
咳の刺激が声帯に影響し続けることで改善が遅れている時は耳鼻咽喉科で声帯の状態を
チェックするのが安心
③咳喘息 気道が過敏になり、痰を伴うこともある。声がれは直接の症状ではないが、気道過敏
が喉まで広がっていると出る。
夜間や早朝に咳が強くなることが多い。
花粉症やアレルギーがある方はこの時期風邪と重なり咳の症状が残る事もあります。
・一般的な咳止めでは効きづらく、吸入ステロイド+気管支拡張薬が必要なこともあり
ます
④胃食道逆流症 胃酸が喉まで逆流して、慢性的な咳や声がれ痰を引き起こすことがあります。
特に横になると悪化しやすく、喉の違和感や咳が朝方強い場合は注意:熱は出ない
・喉の原因が消化器にあるので、胃薬などで改善することもあります。
⑤細菌性の気道感染(副鼻腔炎含む)
症状:痰が黄色や緑、口臭が強い、頭痛、鼻詰まりがある場合は副鼻腔炎の可能性
・細菌感染だと抗生物質が必要になることもあります。
上の⑤の症状から(咳)原因に思い当たる症状はありましたか?
急性の症状が慢性化に移行しない様にしっかり治療と養生と自然治癒力を高めることが大切です。
呼吸器疾患におすすめのツボ(温灸)もご紹介しております。



