百寿者 健康の秘けつ
自然治癒力(しぜんちゆりょく)って
私たちの体は、自然治癒力のお陰で、様々な病気から日々守られています。
自然治癒力を高める基本として
①血流改善 ②免疫力の向上 ③抗酸化力
があげられると思います。
①血流改善
血液は赤血球、白血球、血小板という固形成分と血漿という液体成分から成り立ち、そして人間の約60兆個の細胞は、血液によって運ばれてくる「栄養、酸素、熱」を受け取ることで活かされています。
60兆の細胞すべてに栄養を与え、不要になった老廃物を運ぶ重要な役割を担っている血液、その血液がドロドロでは細胞は元気がなくなります。
又、血管は一番老化が表れやすく、動脈硬化につながり、様々な合併症を引き起こします。
過食や偏食で脂肪や糖分を摂り過ぎたり、運動不足で脂肪が蓄積されたりすると、動脈硬化が促進されます。
血流が良ければ細胞に栄養も酸素も十分に行き渡り、体温も高めに保てて、冷え知らずの体になります。
細胞の機能を高めるには冷えのない身体作りが大切なのです。
体温が適度に高い人の方が体力もあり、体温が下がると、基礎代謝、新陳代謝が低下して、太りやすくもなります。さらに、冷えると酵素の働きが悪くなり免疫力が低下します。
平熱が1度下がると、免疫力は30%低下すると言われ、1度上がると5~6倍アップすると言われています。
また、強いストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れる為に血行不良を起こしやすくなります。
自律神経のバランスをとるためには、リラックスできるようにぬるめのお湯に入り、体を温めて血流を促進するように心がけることが大切です。 更に適度な運動や深呼吸などの工夫を家事や仕事の合間の生活に取り入れたいですね。 合わせて自然薬の有益な効果を是非ご活用下さい。
②免疫力の向上
免疫とは、細菌やウイルスなどの有害物質などから身を守る力のことです。
健康な人でも、知らないうちに癌細胞が生まれます。それでも健康を保っていられるのは、免役システムが働いているからです。その主役は白血球が担っています。
ケガをしてできる膿や、風邪をひいた時にでる鼻水は、異物を分解した白血球の死骸です。
リンパ球は一度攻撃した病原体を「抗原」として記憶して新たな侵入を防ぎます。
小腸は免疫細胞の70%が集まっていて栄養素と病原体を見分けるデリケ-トな仕事をしています。そのため、アレルギ-という過剰反応を起こすこともまれにあります。
生まれた時から持っている免疫を自然免疫といい、抗体をつくることを獲得免疫といいます。
自然免疫を活性化するためには、乳酸菌が重要になります。最近「腸内フロ-ラ(細菌の組み合わせ)」という言葉をよく耳にします。このバランスが崩れると免疫、解毒、合成、浄血、排泄に影響します。
腸内フロ-ラは個人個人で異なり、種類は500~1000種、総数は100~1000兆個にもなります。
免疫力が低下すると、体内のバランスが崩れやすくなり、癌、糖尿病、心臓病、感染症など様々な病気を引き起こします。
又免疫力のバランスを崩し異常をきたすと、アレルギ-疾患、クロ-ン病、リウマチなどが起こります。
免疫力の低下の原因は、高齢化、食生活の乱れ、生活の不摂生、ストレス、抗生物質の乱用が挙げられます。 反対に免疫力・自然治癒力を上げるためには、バランスの良い食生活とストレスをため込まないことが何より大切になります。
③抗酸化力
活性酸素とは空気中の酸素がより反応性(活性)の高い化合物になったものの総称で、(A)スーパ-オキシド (B)過酸化水素 (C)ヒドロキシラジカル (D)一重項酸素の4つを活性酸素と呼んでいます。
酸素は私たちの生物になくてはならないものですが、活性酸素は酸素より反応性が高く殺菌力、毒性が強力になっています。
人間が取り入れた酸素は体内で食べ物を燃やしてエネルギ-を産生する為に使われますが、この時必ず2~3%の活性酸素が発生します。
その他喫煙や飲酒、食べ過ぎ、紫外線、放射能、大気汚染、医薬品、食品添加物などによっても発生します。
活性酸素は、ウイルスや細菌を死滅させるなど、体の安全を守るためにはなくてはならないものである反面、過剰に発生して処理できないで残ると、DNA、脂質、酵素、タンパク質といった重要な成分を酸化させます。
この酸化は老化亢進や動脈硬化、白内障、認知症、癌などの発症に深く係わっているとされています。
加齢とともに酵素やホルモンの量が減り活性酸素の悪さを止める力、抗酸化力が弱まります。そこで活性酸素の発生を抑える環境を整えると共に老化の進行や病気の発生を防ぐために抗酸化力の高いものを摂取する必要がでてきます。 目に見えない物ですが、日頃の生活を見直してみるのも大切ですね。いつでもお気軽にご相談下さいませ。(0120-77-3622 山田薬局)