百寿者 健康の秘けつ
***脳梗塞について***
暑い夏の季節は血流が悪くなりがち、脳梗塞にも注意が必要です。
脳梗塞のことを知り、予防をするとともに、何かあった際にはサイン(脳梗塞の前兆)を見逃さないようにすることが大切です。
脳梗塞は脳の血管が詰まることで起きる病気です。
日本では年間約20万人に発症していると推測され、6万人の方が亡くなっています(令和元年資料)
脳梗塞の原因は「加齢による血管の老化」や「生活習慣病から引き起こされる動脈硬化」等です。
10人に1人は生涯の内に脳梗塞が起こるといわれ、また一命を取り留めても約半数の方に後遺症が残ります。何よりも怖いのは「寝たきり」になってしまうことです。
※こんな症状が出たら脳梗塞のサインかも!
脳梗塞が起こると、詰まった先の細胞に酸素が届かなくなります。その状態が続くと脳細胞が壊死し、その部分が担っていた脳の機能が障害されます。
ですから、脳へのダメ-ジを最小限に抑えて後遺症を防ぐためには脳梗塞のサインをいち早くキャッチしてできるだけ早く治療を開始することが大切です。
脳梗塞の6つのサインは「Be FAST(早くしよう)」と覚えておいて下さい。
病気のサインを見落とさないことが大切です
病気には予兆があります。長く続く頭痛などもなにかの病気のサインである場合があります。
B(Balance)体のふらつき・・・突然体のバランスを失いふらつく
E(Eyes)物の見え方の異常・・・片側、或いは両方の目の視野が欠けたりする。
F(Face)顔の麻痺・・・顔の片側がゆがむ。「イー」といいながら笑顔を作り、左右の口角が同じように上がっているかを確認する。
左右の動きに差がある場合は麻痺が疑われる
A(Arms)腕の麻痺・・・目を閉じて手のひらを上に向けた状態で両腕を伸ばして静止します。自然に手のひらが内側を向いて腕が徐々に下がってくる場合は麻痺が疑われます。
S(Speech)言葉の障害・・・ろれつが回らなくなったり思った言葉が出なくなる。
T(Time)すぐに治療をはじめる(救急車を呼ぶ)
上の様な症状が現れたらすぐに救急車を呼ぶ。
ご自身の判断で痛み止めを服用するのではなく、専門家にご相談されると安心です。
次回は提案編をお伝えします。