売電量アップ!住宅用太陽光発電と蓄電池の組み合わせ効果
ローソクが家族の中心に
ライフラインサービスの山崎貴修です。
東日本大震災のとき、幸い家は無事であっても、ガス・水道・電気が止まり、多くのご家庭がつらい経験をしました。停電のため、夜、電気が来ない。真っ暗な家の中で「いつ電気が通るか」と待っているのは、不安なことだったと思います。
電気が来ない夜、ローソクの灯りが家族の中心になった、という記事を読んで、電気の大切さをあらためて感じたことがあります。
また、普段ローソクは使い慣れていないため、立て方によっては何かの拍子にローソクが倒れ、火事を起こすのではないかと不安だった、という記事もあり、これもまたあらためて電気の大切さを思い知った気がしました。
災害時の住宅用太陽光発電と蓄電池
災害時、住宅用発電システムは電力を供給するという大きな役目を果たします。とくに災害時には、いま、どうなっているのか、今後どうなるのか、多くの情報が必要です。その情報を伝えるテレビやラジオがつかないというのは、災害時の不安をさらに強めるでしょう。
住宅用発電システムの電力があれば、その情報を知ることができます。また、電気ポットで沸かしたお湯で淹れたお茶で少しでも心が休まる、ということもあるでしょう。しかし、太陽光発電は、夜は電力を作ることができません。そこで、蓄電池が必要になるわけです。
現在は、太陽光発電と蓄電池を連携させたシステムがありますから、太陽光発電で作った電気を、蓄電池に貯めておけば、夜、ローソクを使う必要はなくなります。
また携帯やスマホで家族・親族の安否を問うにもバッテリーが切れていれば、どうしようもありません。しかし、蓄電池に貯めた電気があれば、携帯にもスマホも充電できますね。
家庭のライフラインを守る
ところで、「災害は忘れた頃にやって来る」と言う言葉があります。まさに、その通りだと思いますし、まったく予想していないときに災害はやって来ます。
太陽光発電システムと蓄電池は、災害時に大いに役に立ちますが、災害が起こったと仮定して一度、災害時の対応の訓練をしておくことも必要かと思います。
「備えあれば憂いなし」というお考えで、住宅用太陽光発電と蓄電池をご導入なさったご家庭であれば、なおさらご家族での災害時の対応訓練をしておいてほしいと思います。