災害・停電時の暮らしの備え~住宅用太陽光発電「蓄電池」
エコキュートの仕組み
みなさんはエコキュートをご存知でしょうか?
正式には「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」と言うんだそうです。なんだか難しいですね。
エコキュートは、大気中の熱を利用してお湯を沸かします。どういうことかと言うと、大気中には季節に関係なく熱エネルギーがあるそうです。
その熱エネルギーをエコキュートのヒートポンプユニットに取り込みます。エコキュートにあるエアコンの室外機のような機器です。
そして、ヒートポンプ内で自然冷媒CO2に大気中の熱を吸収させ、コンプレッサーで圧縮します。熱を持ったCO2は圧縮させることで熱を持ちます。その熱でお湯を沸かす、という仕組みになっています。
エコキュートのメリット
私たちが毎日、お湯を沸かしたり、お風呂でシャワーを浴びたりするために使うエネルギーは、エネルギー消費量全体の約1/3になるそうです。
エコキュートは、大気中の熱で効率よくお湯を沸かします。エコキュートの消費エネルギー量は電気温水器の1/3程度となっています。つまり省エネにつながるわけです。
経済的に見ても、四国電力エリアの場合、エコキュートの給湯にかかるランニングコストは、月平均約1400円。電気温水器など他の機器と年間のランニングコストを比較してみても割安です。
エコキュートのランニングコストを1とすると電気温水器は約4倍、石油給湯器も約4倍、ガス給湯器は約8倍という数字が出ています。
また、エコキュートは夜間に電力を使ってお湯を沸かします。そのため、昼間の電力需要ピーク時の電力の消費を抑え、余力のある夜間に分散させるピークシフトにも貢献します。
エコキュートの耐用年数について
エコキュートの耐用年数は推定で10年から15年と言われています。それもそのはずで、エコキュートが世界で始めて販売されたのは2001年5月のことです。販売したのはコロナでした。
それを考えると、エコキュートの耐用年数がはっきりするのはこれからということになります。一般の家電製品の耐用年数は10年と言われますが、エコキュートの場合、正確なことはまだ言えない段階ではないでしょうか。
エコキュートの設置など、現場を預かる私たちとしては、もっと小型になって、エコキュートを設置するスペースが今より小さくてすむよう、各メーカーさんに頑張ってもらいたいと思っています。